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社会言語学への招待 の商品レビュー

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2020/03/17

言語と文化の関連性を相互に影響しあう、というスタンスの元、性別・年齢・社会的地位・人種・非言語伝達など様々な切り口から言語の違いや比較をした一冊。 おもに英語についての言語学的な特徴を述べていて、英語学習をする人にとっては英語を母語としている人がどんな言語的フィルターを持って社会...

言語と文化の関連性を相互に影響しあう、というスタンスの元、性別・年齢・社会的地位・人種・非言語伝達など様々な切り口から言語の違いや比較をした一冊。 おもに英語についての言語学的な特徴を述べていて、英語学習をする人にとっては英語を母語としている人がどんな言語的フィルターを持って社会生活をしているかの理解に近づける内容が多い。 言語がこんなに日常生活に影響を与えているとは、と興味が出ました。 刊行年数が古いので日本語のデータが最新じゃないところくらいが難点でしょうか。

Posted byブクログ

2012/10/08

はじめて読んだ専門的な社会言語学の本。 読み進めるの大変だったけど勉強になった。 日本語というよりは英語の社会言語学寄りかな? ピジンとクレオールとか、階級方言とか興味深かった。 手元に欲しい。

Posted byブクログ

2009/10/04

社会言語学入門書。 概論としてさらっと社会言語学の基礎的事項について書かれている。 読みにくくなく、具体例も多く、とっつきやすいので今までの復習にもなった。

Posted byブクログ

2009/10/04

 地域方言、階級方言、男女差、年齢差などの変種から語用論など、社会言語学で扱われる基本的な分野、研究トピックに関してオーソドックスな説明が加えられた概説書。さらに言語の違いによる動物や色の持つイメージの差、非言語伝達なども紹介されている。  簡潔かつ網羅的に社会言語学に関して触れ...

 地域方言、階級方言、男女差、年齢差などの変種から語用論など、社会言語学で扱われる基本的な分野、研究トピックに関してオーソドックスな説明が加えられた概説書。さらに言語の違いによる動物や色の持つイメージの差、非言語伝達なども紹介されている。  簡潔かつ網羅的に社会言語学に関して触れられる点では良い入門書ではあるが、いかんせん10年以上前ということで、「ちくわ君」とか「パソ通」とか、古さと違和感を感じる。10年以上も経つとこういうことばは使われなくなるんだね、ということが分かる意味では社会言語学的に面白いのかもしれないけど。さらに、言語の性差の章も、偏りがあってとりつく島もないような章になっており、閉口してしまった。また、日本語と対照で挙げられる言語はほとんど英語で、「英語社会言語学」という感じになっているのもこの本の特徴となっている。UとNon-Uの話とかハックルベリーフィンとか、TrudgillとかLabovの研究などが出てくる。個人的には、「呼びかけ表現」の章が面白く、「どうしてVが『丁寧な』呼びかけとなったか」とか、「Robert Harrisという人が、それぞれの相手からどのように呼ばれるか」など、興味深い。「会話スタイル」の章の「熱中スタイルと思いやりスタイル」というのも面白かった。(09/05/07)

Posted byブクログ