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生半可な学者 の商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2024/02/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

この4年間を総括するエッセイ? なんてものを柴田さんが書くわけもないんだけれど、そこに通じる軽い批判? なんてものも書いてるわけがないわね。30年以上も前のユル〜いお話たちでした、が、これ今だと女性蔑視なんじゃ? というところもあるようなないような、ってあたしもよほどSNSに害されてるな。 アメリカ(正確にはロックの世界)では16歳(特に女子)の誕生日ってのが重要っていう話がでてきて、それはこないだ見た『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』のなかでトランボの娘さんが16歳の誕生日を脚本仕事で祝ってくれない父に激怒したことに合点したのでした。 話はさらに飛んで、トランボが『プレミアムシネマ』で放送された日が12月17日で、その時はなんの意図も思いつかなかったんだけれど、いま思うと『セクシー田中さん』問題のことだったんかな? がな、監督役が「原作はクソなんで脚本でどうかよろしく」って言うのはアウトだわ。まぁ昔からある文化なんだろうけれど……。 って、話逸れ過ぎ問題。良い本の紹介たくさんされていました! この本が出た時には翻訳されていなかったリチャード・パワーズの『舞踏会へ向かう三人の農夫』さすが柴田さんご自身で翻訳されているわ。予約完了。楽しみ!

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2014/05/05

柴田元幸さんのエッセイ集。 「トラブル・ドール」いいなあと思って、なぜかラン大会の遠征先で見つけて嬉々として手に入れたんだけど、悩みを打ち明ける暇もないというか、めんどくさく感じるぐらい大したことがない。(「みやげ物の効用」より) 私には「スカーレット・オハラる」のが一番なんだな...

柴田元幸さんのエッセイ集。 「トラブル・ドール」いいなあと思って、なぜかラン大会の遠征先で見つけて嬉々として手に入れたんだけど、悩みを打ち明ける暇もないというか、めんどくさく感じるぐらい大したことがない。(「みやげ物の効用」より) 私には「スカーレット・オハラる」のが一番なんだな。なにごとも寝て忘れる!(「寝てしまう」より)

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2013/12/03

名訳者として名高い著者のエッセイ集。単行本が出たのが90年代ということで、古さを感じさせる内容も散見されるが、概ね面白く読んだ。アメリカ文学の作家名も幾つか登場していて、興味を惹かれたものもある。 岸本佐知子のエッセイ集でも感じたが、翻訳家のエッセイというのは、語学学習者向けの...

名訳者として名高い著者のエッセイ集。単行本が出たのが90年代ということで、古さを感じさせる内容も散見されるが、概ね面白く読んだ。アメリカ文学の作家名も幾つか登場していて、興味を惹かれたものもある。 岸本佐知子のエッセイ集でも感じたが、翻訳家のエッセイというのは、語学学習者向けの媒体に連載していても、英語の話題に終始するとは限らず……というか、寧ろ英語(語学)とはどんどん離れた内容になっていく傾向があるようだ。そういえば吉田健一にも、英語についての話題から始まって、最後は別の話になってたことがあったなぁ。

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2012/10/23

英語教師、そして翻訳家であるらしい著者による、英語に関係しているようなそうでないようなエッセイ。 肉じゃがを英語にするとmeat and potatoだが、意味合いが全然違ってくるとか、おもしろかった。 英語がある程度分かる人にはよりおもしろい本。

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2013/01/07

翻訳家・東大教授である柴田氏による英語に関する小話と自分の体験談を織り交ぜたエッセイ。 英語および英語圏の人々のメンタリティーについてお話が多いので、そうしたことに興味がある人には特にお勧めです!!

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2014/10/19

現代アメリカ文学の翻訳者、柴田元幸さんのエッセイ。ユーモアたっぷりで、英語にまつわる小ネタが詰まっていて面白い。 大リーグの名捕手ベラが、レストランでピザを四つに切るか八つに切るか聞かれて、「四つにしてくれ。八つも食べ切れんからね」とジョークを言ったという話、好きです。

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2011/08/21

先日読んだ本の訳文が好みだったので、どういう視点で物事を考える人なのか気になって手に取った一冊。 日本と英語圏の「言葉」の違いから、文化の違いを少し考えてみたりみなかったり。 表題作の中で“大真面目な人が大真面目に書いた文章には独特のおかしさがある”と述べておられるけど、まさにそ...

先日読んだ本の訳文が好みだったので、どういう視点で物事を考える人なのか気になって手に取った一冊。 日本と英語圏の「言葉」の違いから、文化の違いを少し考えてみたりみなかったり。 表題作の中で“大真面目な人が大真面目に書いた文章には独特のおかしさがある”と述べておられるけど、まさにそんな空気が流れるエッセイ。 どのお話も、ゆるくてクスッと笑える。それでいて、少しためになる。

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2010/07/07

[ 内容 ] 「肉じゃがとステーキに見る日米文化の差異」「インドで犬に咬まれた私にインド人医師が与えたアドバイスとは」等々、アメリカ小説の名翻訳家によるすこぶる愉快でためになるエッセイが満載。 講談社エッセイ賞受賞。 [ 目次 ] 狭いわが家は楽しいか アメリカにおけるお茶漬の...

[ 内容 ] 「肉じゃがとステーキに見る日米文化の差異」「インドで犬に咬まれた私にインド人医師が与えたアドバイスとは」等々、アメリカ小説の名翻訳家によるすこぶる愉快でためになるエッセイが満載。 講談社エッセイ賞受賞。 [ 目次 ] 狭いわが家は楽しいか アメリカにおけるお茶漬の味の運命 ハゲ頭の向こう側 礼儀正しさのパイナップル 天は自ら愛する者を助く すてきな十六歳 …と考えるのは私だけだろうか 愛なき世界 ひじきにクロワッサンにうどんに牛乳 みやげ物の効用〔ほか〕 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/03/23

柴田さんのエッセイ! 以前も柴田さんのエッセイを読んだが、前回よりも断然面白い! なぜ?単に私が変わったから? 読み始めるとエンジンがかかって、焦燥に駆られるほど。『亡国のイージス』ぶり?(まぁ、あれは小説なのでまた違う焦燥だが) 早く続きが読みたい、という感じではなく、あの本...

柴田さんのエッセイ! 以前も柴田さんのエッセイを読んだが、前回よりも断然面白い! なぜ?単に私が変わったから? 読み始めるとエンジンがかかって、焦燥に駆られるほど。『亡国のイージス』ぶり?(まぁ、あれは小説なのでまた違う焦燥だが) 早く続きが読みたい、という感じではなく、あの本があるから読むのが楽しみ、という期待感。 内容は「時事英語」という連載エッセイのまとめ。 この人のエッセイの面白いところは、大真面目におかしな事を追求して述べていくところだと思う。 シニカルかと思えば、急にシュンとなるところもまた、よし。

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