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2015/01/13

この本は、子どもの視点から見た戦中戦後の記録としては、存在意義があるので、資源ゴミとまでは言えないかな。 お風呂に入りながら読む用に、図書館のリサイクルコーナーからもらってきた。 最後まで通して読んだものの、著者を尊敬することも感心することも全くなかった。 恥の意識から受けた...

この本は、子どもの視点から見た戦中戦後の記録としては、存在意義があるので、資源ゴミとまでは言えないかな。 お風呂に入りながら読む用に、図書館のリサイクルコーナーからもらってきた。 最後まで通して読んだものの、著者を尊敬することも感心することも全くなかった。 恥の意識から受けた傷を、直視することも修復することもできなかった人なんだろうな。 「人一倍○○だった」とか、「人より○○だった」という文章がやたらと目についた。 そしてその○○に入る言葉は、著者が、自分を特別な存在だと信じたがっている平凡な人だということを際だたせていた。 敗戦による挫折がなければ、きっと嫌な人間になっていたと自分で言っているけれど、今でも結構アレな人間ですよ。 他の本の評判も微妙な感じだし。 でも、他の著者が書いた同シリーズの本は読んでみたい。中野孝次やなだいなだやみずきしげるまで!すごい!

Posted byブクログ