出来事としての読むこと の商品レビュー
夏目漱石の「坑夫」をテクストに、それを丹念に「読む」というその行為から見えてくるものを探る一冊。 「読む」ことがまさに「出来事」にほかならないものであることを教えてくれる。 単語の一つひとつ、時制、登場人物の身体感覚、すべてに着目する「精読」から見えてくるものがある。 すで...
夏目漱石の「坑夫」をテクストに、それを丹念に「読む」というその行為から見えてくるものを探る一冊。 「読む」ことがまさに「出来事」にほかならないものであることを教えてくれる。 単語の一つひとつ、時制、登場人物の身体感覚、すべてに着目する「精読」から見えてくるものがある。 すでに書かれたものを「読む」、その行為からまた新しいテクストが生まれてくるのかもしれない。
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