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大阪城秘ストリー の商品レビュー

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2012/08/05

大阪新聞連載「大阪城秘ストリー」を単行本化。 本書は、長年大阪城天守閣に勤務された渡辺武氏による新聞連載記事を単行本化したものである。 歴史的な新発見というよりは、学芸員の日常という趣のエッセイと言える。そう言った意味では期待はずれであったが、学芸員の仕事振りを知る上で面白かっ...

大阪新聞連載「大阪城秘ストリー」を単行本化。 本書は、長年大阪城天守閣に勤務された渡辺武氏による新聞連載記事を単行本化したものである。 歴史的な新発見というよりは、学芸員の日常という趣のエッセイと言える。そう言った意味では期待はずれであったが、学芸員の仕事振りを知る上で面白かった。(平成8年の刊) 以下、備忘的に  現在の天守閣が昭和6年の建設とは知らなかった。  多田銀山の埋蔵金の話も面白い。秀吉の埋蔵金とは実は・・・だったのか。  東外堀、平成6年に復元されていたのか知らなかった。  秀吉が観た醍醐の桜は八重桜だった。(そう言えばソメイヨシノは江戸時代からでしたね)  展示品収集のエピソードも面白い。   現大坂城の下に、豊臣大坂城の石垣が埋まっていることは、現在では周知の事実であるが、当初、大阪市役所では、「観光宣伝の上でもまずい」とボーリング調査の結果の公表にも抵抗があったという。昭和55年に市幹部の基本姿勢が転換されたそうであるが、太閤贔屓の大阪らしいエピソードである。  

Posted byブクログ