親が反対しても、子どもはやる の商品レビュー

大前研一(著者)

2015/09/27

付録として掲載されている筑波大の学生への語りかけ(インタビュー)が圧巻！
本編よりも価値があった。
また、著者のあとがきも素晴らしい。
現代は親、教師、スポーツだは監督・コーチの良いなりになり続け、本当に自分のやりたいことを見失ってしまって人ばかり。
どちらも子どもがそうならないようにするアドバイスとしては一読の価値あり。

それにしても大前氏における人の気持ちを察する力は凄い。

2012/02/19

大前さんのイメージとは大分異なるけど、仕事ではなく良い家族を作ることが人にとって一番の成果ということに納得。

大前さんも国際結婚ということで大変なことが多かったようだ。

96年に書かれた著作ながら、今の方が世の中の流れに沿っていると感じることは氏がビジネス以外にも先見の明があることの証明のように思える。

2009/10/04

大前研一といったらかの有名な(以下省略、ですが
「企業参謀」とか本のタイトルが堅苦しくて
実は読んだことありません。
そんな中ふと見つけたこの本。

「なんだかすごく子供に対して理解のある人っぽい」

と思って読み始めました。
あまり名の知らない著者の新著とかで
展開されてそうなお話でしたが
経験もしてるだけに説得力がありました。
個人的にファミコン推奨に関しては反対ですが。笑

家族に対する責任
自分に対する責任
社会に対する責任
会社に対する責任

この４つを均等に持つことが何よりも大事である。
上の３つ＋さらに大きな社会に対する責任
をもてないのであれば人間として屑だとまで言います。
なるほど。

自分は今の家族にかなり感謝していますが
理想とする家族はもっとEqualityのある家族で
もし自分が築くことになったならば
その点を意識して、
またこの本を参考に開けたらなと思います。

ちょっと古いけれど明るい家族計画のために是非一読を。

最後にある大学生との対話は
要は「やりたいことをやれ」というよく聞く言葉が幹だし
学生の悩みにあまり答えになってないようなところもあるけれど(笑)
なんとなくヒントが得られそうなので
家族計画に興味無い学生にもオススメ。

2009/10/07

大前研一氏が家族論を書き記した著書。
[「まじめに勉強をしろ」という代わりに「まじめに遊んでみろ」と言った経験がある親は何人いるだろうか?]と書かれている節がとても印象に残っている。豊かさに満たされた現代では、思いっきり遊べる人間の方が成長するという考えに賛同する。あと、自分のためになった節が二つ。[中国や韓国などのアジアの友人達と遊んだあとで、一人15分間英語のスピーチしなさいと言われたら、日本の若者は尻込みせずにできるだろうか?]これこそが、今の日本人に足りない能力だと思うし、自分の求める能力だと思う。[電卓のACというキーを頭に描いて、ポンと押してオールクリア、瞬時にそのことを忘れ去るという特技を身に付けた。]いつも悩みごとを抱え込んでしまう自分にとって、忙しい人がいかに気持ちを切り替えるのかとても参考になった。