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シングルマザーを選ぶとき の商品レビュー

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2012/05/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

この本は、「自ら選択した」結果、シングルマザーとなっている著者(SMC:single mothers by choice)が、自身の活動を通して得た、シングルマザーがシングルマザーとしてどう行動したほうが生きやすいか、著者がそばに寄り添うように書いてある本です。※著者はアメリカ人。 私がどこに惹かれたかというと、「自分で選択した結果」「こどもを持つ」という、責任感のある生き方です。 とはいえ、責任感があるといっても、シングルマザーを取り巻く環境は、まだまだ温かい目が多数派とは言えないし、シングルマザー自身も、これでいいのかと悩みつつ子どもを持つわけです。 そういう悩みを抱えつつ、それでも子どもをもとうと決意したシングルマザーが、どのように子どもを授かり、どのようにそのこどもと接し、そして、どのように世間の中で生きるのかということを、とても自然な、人間らしい視点で書いてあるのが感動した部分でした。 とくに、「親の数が2人でも1人でも、その数が問題なのではなく、安定した家庭が存在していることが重要」という部分には、なるほどなあと頷かされました。 数が問題なのであれば、じゃあ、3人いたら安泰なのかというとそうでもないわけです。 シングルマザーだけでなく、子どもを持ちたいと考えている人、すでに持っている人にもおすすめの一冊です。 ここに書いてある子どもとの接し方はとても誠実で、こういう育て方をしたいなあ、と、思わされました。

Posted byブクログ