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神々の指紋(下) の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2020/07/15

かなり壮大なスケールの、興味深い話題が満載の本だった。 この本が提示しているのは、今の人類が知っている最古の文明である4大文明以前に、もっと高度な文明が存在していたのではないかという疑問で、それを立証するような事例が次々と挙げられていく。 南極大陸の姿が描かれている古地図や、エジ...

かなり壮大なスケールの、興味深い話題が満載の本だった。 この本が提示しているのは、今の人類が知っている最古の文明である4大文明以前に、もっと高度な文明が存在していたのではないかという疑問で、それを立証するような事例が次々と挙げられていく。 南極大陸の姿が描かれている古地図や、エジプトのピラミッドとスフィンクス、マヤとアステカの古代遺跡のすべてが指し示しているのは、1万年以上前に、現代からは想像もつかないような技術が既にあったということの確かな証拠なのだという。 作者は、学者というよりもジャーナリスト寄りの人のようなので、学会や論文で正式に認められた意見というわけではなく、どこまでも、個人の推測の域を出ないという点で、トンデモ本にやや近い位置にあるかもしれないけれど、しかし、読むほどに、これは知られざる古代文明の存在は間違いないという気持ちになるほどの、強い説得力がある。 この本に書かれていることが、どこまでが実際の真実なのかはわからないし、それを確かめるすべもないだろうけれど、正解なのかどうかということはもはや、別にどうでもいいだろうという気がする。 地球上に、まだまだ数多くの未解決の不思議が残されているということは事実だし、ここまでワクワクするような物語を提供してくれたこの本と作者には、それだけで敬意をはらいたい。 【面白かった内容】 ・ギザの3つのピラミッドの配置と、オリオン座の三つ星の配置はまったく同じ ・スフィンクスには大量の雨によって侵食された後があるが、1万年以上の間、エジプトには雨季はなかった。 それにしてもこの、河岸神殿の石のサイズは異常である。単に違う年代のものだと言うだけではなく、違う価値観が反映されている。現代の我々にはまったく理解できない審美眼、構造上の関心を持っており、規模の感覚がまったく異なっている時代だ。たとえば、なぜこのような扱いの難しい200トンもの一本石を使用するのか?それらを切って、10トンとか20トンとか、あるいは40トンとか80トン程度の石にしたほうが、扱いやすいのではないか?なぜ、もっと簡単な工法で似たような外観が得られるのに、わざわざ難しい方法で仕事をするのか?(p.88) 「筋書きがおかしいのではないでしょうか。構造的にお粗末な、がらくたのようなピラミッドを建てた後、突然、構造が非常に優れている信じがたいピラミッドが建てられた。その直後に、再び構造的にお粗末なピラミッドが建てられた。これは不可解です。これは、たとえば自動車産業が箱型モデルTフォードを発明して製造した後、突然、93年型ポルシェを製造しはじめ、数台造り、その後造り方を忘れ、初期のモデルTフォードを造り始めるのと同じようなものです。文明はこのように変遷するものではありません。」(p.190)

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2009/10/07

人類の失われた記憶を探し求める旅は、エジプトに辿り着き、いよいよクライマックスを迎える。巨石を驚くほど正確に、しかも天体の法則に従って積み上げ、配置したのはいったい誰なのか。この地や中南米の遺跡など、それぞれの地域に伝わる伝説に見られる共通点は何を意味するのか

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2009/10/04

2/5読了。 (上・下巻を通して) 今の人類は、文明化の道筋が一本道であると思っていますが、実はそうではないかもしれない……著者は古地図や世界中の遺跡、神話を調べていくうちにそういった核心に近づいていきます。 先入観を捨ててエジプトのピラミッドやティアナワコの太陽の門を見れば、普...

2/5読了。 (上・下巻を通して) 今の人類は、文明化の道筋が一本道であると思っていますが、実はそうではないかもしれない……著者は古地図や世界中の遺跡、神話を調べていくうちにそういった核心に近づいていきます。 先入観を捨ててエジプトのピラミッドやティアナワコの太陽の門を見れば、普通に湧き上がってくる疑問、「機械も持たない人間が、どうやってあれを作ったのか」著者はそれに対していろんな角度から答えようとしています。 この中で出てくるランド&ローズ・フレマスの「空が落ちたとき(邦題「南極大陸はアトランティスだった!」(学習研究社)」を併せて読むのも面白いと思います。 目標達成まであと94冊

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2009/10/04

まぁ、今更ではありますが。おいらの大好きな超文明の話です。 神話が事実であるとするならという前提の話が一番面白かったですね。以前に読んだ超古代文明の本でもけっこういろいろ書いてあったり、ムーでもエジプト神話の話しあったり。神話が元々好きなおいらとしては、さらに大好きになりました。...

まぁ、今更ではありますが。おいらの大好きな超文明の話です。 神話が事実であるとするならという前提の話が一番面白かったですね。以前に読んだ超古代文明の本でもけっこういろいろ書いてあったり、ムーでもエジプト神話の話しあったり。神話が元々好きなおいらとしては、さらに大好きになりました。 例えば、エジプト神話だとアヌビスやホルスは円盤に乗って戦ったとありますし、インド神話では空を飛ぶ機械のようなものが出てきたり(天空戦記シュラトでも同様のものが出てくるし)、各種神話や昔話では、普通の歴史では考えられない超文明があったことを匂わせています。 一番近いところで神話が事実だったというので有名なのは、トロイア戦争ですね。昔話だと聞いていたものが調べてみたら実際に出てきたという。神話も物語では無く、事実のドキュメントとして見ると面白くなってきますよ。

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2009/10/04

異国の言葉はカタカナ読むのすら苦労するね(笑)ケツァルコアトルってナニ!?みたいな。 ふしぎ発見で古代文明・古代遺跡系をやるときには必ず見る派。 そんな訳で神々の指紋、下巻。

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