あの人はどこで死んだか の商品レビュー

矢島裕紀彦(著者)

2012/09/16

生まれる場所は選ぶことができない。
しかし、死ぬ場所は自分で選択できる。
死という甘い誘惑に心を奪われ自害する人。
志半ばの不慮の事故、病。
謙虚な死、わがままな死、幸せな死。
どう死ぬかはどう生きたかにつながる。
決して思い通りにはいかなくとも、運命の糸がその人の人生をこうにまで投影してしまうのかと感じた。