ムーン・シャイン の商品レビュー
ファーストシングルの…
ファーストシングルの発売後、アルバムのレコーディングが始まり、西条朱音は天才、藤谷直季のぶっ飛んだ言動に驚きつつも共鳴していく。求めていた音との遭遇、幸せな音。そしてテン・ブランクの今後は。
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坂本くんの目線で描か…
坂本くんの目線で描かれる、もうひとつの『グラスハート』。
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坂本君の一人称のムー…
坂本君の一人称のムーンシャイン。彼独自の視点で描かれています。彼の目に切り取られる風景は、論理的で、正確なリズムに乗せられていて、そして美しく綺麗なものだと思う。
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同名の番外編が収録。…
同名の番外編が収録。番外編はめずらしく坂本くんサイドの物語です。ぼんやりとした海底のイメージが単調なリズムの中に浮かんできます。
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『ムーンシャイン』の…
『ムーンシャイン』のお話が、当時の坂本くん一人称なので、ちょっと読みづらいけど、坂本くんらしさがいっぱい。小難しい論理的というか、無秩序な感じというか。でも、すごく気に入っている作品です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
天才の孤独だなんて言葉もあるけれど。 天才だとか先生だとか言われて、羨まれたり距離を置かれたりして でももっと自分はそんな人間じゃなくて、という藤谷さんが見えてくる気がする ”嵐が丘”のⅠとⅡ。 藤谷さんが、本当は坂本君が羨ましいんじゃないのか、という件は とても好きだった。 そして、それと対を成すように坂本君目線で描かれる”ムーン・シャイン”に、 坂本君がどれだけ藤谷さんの音楽を、藤谷さんを愛しているか、 坂本君自身がどれだけ音楽が好きなのか、 そういったことが描かれていて、胸に来るお話。 歩道橋を二人で歩きながらの会話はとても印象に残っている。 音楽に限らず、なにかを本気で創作したことがある人には 頷けることが多いのではないかと思う。 自分もそのような作り方をする人間なので、 自分たちの音楽は涙だよね、という表現は非常にすとんと腹に落ちたし 非常に印象的。
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このシリーズは基本的に朱音ちゃんの視点で進んでいきますが、一番共感できるのは坂本君視点の話だったり。 彼のように天才でも純粋でもないけれど、親や社会に対する不自由さに、少し自分を重ねてしまう。 あと朱音ちゃんの可愛さにきゅんとするw
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ニューアルバムの中で起こる人と人の関係 センセイの姿と藤谷直季の差、感情 尚の本当の気持ち 坂本からの視点 西条の挫折、そして発見 ぐちゃぐちゃな感情が合わさり、ぶつかり 紆余曲折しながらも一歩ずつ完成へと歩いて行く そんなグラスハートな物語
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グラハー全巻(現時点)再読完了。ムーン・シャインが本棚に入ってるのは単なる私の趣味です。坂本いいよね! グラスハートの文章は感覚的、精神的にぐらぐらさせられるんですが、ムーン・シャインは特に後遺症残りまくりました。危険。
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『それはまるで乱暴な、乱暴な嵐。 だれもかれもを呑みこんで巻きこんでめちゃくちゃにしていくもの。』 (P.12 L.1) 「グラスハート」シリーズ第3巻。痛くて苦しくて泣き出しそうで、そういう感覚。 すごく感覚的な文体。理解出来ない人には一生理解出来ないと思う。 どうしよう...
『それはまるで乱暴な、乱暴な嵐。 だれもかれもを呑みこんで巻きこんでめちゃくちゃにしていくもの。』 (P.12 L.1) 「グラスハート」シリーズ第3巻。痛くて苦しくて泣き出しそうで、そういう感覚。 すごく感覚的な文体。理解出来ない人には一生理解出来ないと思う。 どうしようもない体の奥から溢れてくる衝動、感情、そういうものをどうにか表現しようと必死な。 そういうひとたちの、おはなし。
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