1,800円以上の注文で送料無料

落下する夕方 の商品レビュー

4.1

51件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/04

最初は「華子はなんて自分勝手なヤツなんだだろう」と思いながら読んでいましたが、終盤に差し掛かるにつれ、とても切ない気持ちになりました。

Posted byブクログ

2015/02/09

きっとどこか間違っている。でも驚くほど自然だ。 長年同棲した彼が、好きな人が出来たといって家を出た。そして彼の代わりに主人公のアパートに転がり込んできたのは、彼の好きになった女、花子だった。 今でも彼を愛している主人公と、彼に愛されていながら愛の無い花子。ちぐはぐだったふたり...

きっとどこか間違っている。でも驚くほど自然だ。 長年同棲した彼が、好きな人が出来たといって家を出た。そして彼の代わりに主人公のアパートに転がり込んできたのは、彼の好きになった女、花子だった。 今でも彼を愛している主人公と、彼に愛されていながら愛の無い花子。ちぐはぐだったふたりがともに生活するうちに、互いを認め、不思議な友情が芽生え始めます。そんな日々を綴った本です。 江國さんは、本当に日常を描くのが上手い。大事件も、本当になんでもない風に書いてしまう。だから私も、なんでもないことのように思えてしまう。 結局のところ、大恋愛をしようと大失恋をしようとそれに浸っていられる時間なんて短いもので、人は皆何事も無かったかのように日常を生きなくちゃいけない。それは当たり前のことで、でもその当たり前が見えなくなったりする。 主人公は決して日常を見失わない。それは実はすごいことだと思う。  そして、どうでもいいことだけれど、私はいつもこの本を読むと天ぷらそばが食べたくなる。 江國さんといい村上春樹さんといいばななさんといい、私の好きな作家さんは食べ物の描写が上手すぎる...

Posted byブクログ

2009/10/04

華子にみんな惹かれていく。華子が現実世界で空蝉のようだったのは弟への想いのせいだったようですね。生きているものは現実のこちら側にいなくてはいけないと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

ラストが好きです。主人公はこの後どんな風に生きていくのか気になります。彼女にとっての華子の存在は一体何と形容したらいいのか…ですが例に洩れず私も華子が好きでした。

Posted byブクログ

2009/10/04

出版社/著者からの内容紹介 八年間一緒に暮らした健吾と別れた。入れ違いに押しかけて来たおかしな同居人華子のおかしな魅力に取りつかれはじめる私。永遠の日常を清新なまなざしで追う、新しい世代の恋愛小説。

Posted byブクログ

2009/10/04

大好きな人から進められて読んだ思い出詰まる作品。新しい小説の読み方を知る事ができた衝撃作。こんな危険な小説を出して良いんだろうか?と本気で思ってしまった。

Posted byブクログ

2009/10/04

八年間一緒に暮らした恋人との別れ。その元恋人の新しい恋人との同居。ありえないんだけど、おもしろい。一気に読めます。

Posted byブクログ

2009/10/04

少しはワガママじゃないと魅力的じゃないのかもしれないなー。 自分に正直に、無理せず、まんまに生きるのって難しいなぁ。

Posted byブクログ

2009/10/04

八年間一緒に暮らした健吾と別れた。入れ違いに押しかけて来たおかしな同居人華子のおかしな魅力に取りつかれはじめる私。永遠の日常を清新なまなざしで追う、新しい世代の恋愛小説。 【感想】 http://plaza.rakuten.co.jp/tarotadasuke/diary/20...

八年間一緒に暮らした健吾と別れた。入れ違いに押しかけて来たおかしな同居人華子のおかしな魅力に取りつかれはじめる私。永遠の日常を清新なまなざしで追う、新しい世代の恋愛小説。 【感想】 http://plaza.rakuten.co.jp/tarotadasuke/diary/200501250000/

Posted byブクログ

2009/10/04

江國さんの長編作品の中ではいちばん好き。タイトルの付け方にいつも唸ってしまう。きらきらひかる同様、これも3人の話なんだけど、3人というアンバランスさ、華子のキャラクター、大好きです。夏の終わりの海に似た静けさと淋しさのある話だと思います。晩夏にいつも読みたくなって読み返す。

Posted byブクログ