万国奇人博覧会 の商品レビュー

ギィブクテル(著者),ジャン-クロードカリエール(著者),守能信次(訳者)

2014/11/17

なぜ五十音順でまとめてしまったのか。人部門とか、奇行部門とかジャンル分けしてくれたほうが読んでて楽しいはず。

2012/12/31

まさに古今東西、変な人を集めた本。

紀元前の人から現代に近い人まで、世界中ありとあらゆる地域の、
奇人と呼ばれる人の行動や、生涯など、集めまくったもの。

特徴は、2行しか書かれなかったかと思えば、1ページ2段以上に渡って
細かく書いたり、恣意的な感じで思いつくことが書かれていること。

また、事典的な感じでアイウエオ順（実際はアルファベット順と思われるが、
訳者がアイウエオ順にしている）にまとまっているが、
人名だけじゃなく、性格や地位を表す言葉だったり、その言葉の選択もばらばら。

とにかく適当に情報を盛り込みまくった本。

日本人も一部取り上げられていました。大屋政子さんとか懐かしい。確かに
奇人でしょう。

時に、暴君のふるまいなど、血なまぐさい場面も多く、あまり
読んでいて気持ちがよくないところが多いのが残念。
もちろんそういった面が奇人によくあるのかもしれないけど、
もう少し見せ方工夫して、シュールとかにできなかったかなぁ・・・。

何にせよ、2段組400頁以上は伊達じゃない。読むのにほんと時間かかりました。