麦酒の家の冒険 の商品レビュー

西澤保彦(著者)

ビールのほかには大し…

[文庫ＯＦＦ]

ビールのほかには大した家具のない不審な別荘。トラブルのせいでそこへ辿り着いた一行は、不遜にもその別荘が生まれた背景をあれこれと考えてては潰し、考えては潰しビールを飲む。麦酒の泡のように消えていく誤った仮説と、最後に残った真実とは？　推論だけで長編を編んだ名作。タック＆タカチの第２弾（時系列順）。二人の微妙な関係も気になるところではある。

2015/09/12

タック&タカチシリーズ第三弾。
やはりこのシリーズは妄想探偵のようです（笑）
偶然とは言え他人の別荘に入り込むにしても、ベッド移動させたりビールを勝手に飲んじゃったり(¯―¯٥)
飲兵衛な若者のやることに下戸なおばちゃんはついていけません（笑）
タック&タカチは恋人同士になるのかどうか気になる点でも学生アリスに似てる気も（笑）

2013/12/19

冷蔵庫にビールだけとシングルベッドが一台のみの山の中の別荘地、そこに迷い込んでしまった4人が、何のための別荘なのかを順番に推理する、安楽椅子探偵物語。タックとタカチとの関係もいずれ進化して行くのだろうか？とも考えてしまう作品。なかなか面白かった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

2012/06/21

迷い込んだ無人の山荘。あるのは、一台のベッドとエビスビールロング缶96本と冷えたジョッキ13個だけ。「誰が何の目的で？」をひたすらビールを呑みながら推理する。

僕の好きな安楽椅子探偵もの。しかも、こんな題材でもしっかり推理小説として成立するところが、西澤保彦の凄さだと思う。

これからもこういった作品に出会いたい。

2011/11/05

迷い込んだ一軒家、あるのは大量の麦酒のロング缶とベッドのみ。

再読。
タックシリーズの中ではいちばん好きかも知れません。やっぱりすごい。

2011/08/09

匠千暁シリーズの骨頂か。飲みと仲間と推理。アームチェアらしく面白かった。
人が死なないでミステリーが成立して、なおかつ面白いのは作者の技量だと評価。

2011/07/16

　匠千暁達が迷い込んだ無人の山荘。家具も内装もない空っぽの室内にあったのは、一台のベッドと、クローゼットに隠された冷蔵庫。何故かその中には、冷えたビールのロング缶96本とジョッキ13個だけが……。誰が何の目的で？
　彼と仲間達はビールを飲みながら、推理に推理を重ねる。果たして真相は？

　いわゆる、机上の空論というヤツ。
　ま、これは多少、歩き回ってしまっているので、完全な空論ではないのだけれど。

　登場人物達と一緒に、推理をしている最中は楽しかったけれど、後半になって謎が解明されるにつれ、冷めてきちゃった。
　たいていの場合、物語は一人称で主人公の目の高さになって進行していくでしょ。そうでなくとも、その世界の中に引き込まれるハズ。
　でも、この物語の場合、匠千暁をはじめとする登場人物達が、もうすでにその立場になっているのだ。読者である私は、完全な部外者。
　世界の中に取り込まれていれば、多少の陳腐さや、偶然の連発も気にならないんだろうけどね。

2011/07/01

飲みまくりつつ、無人の山荘の奇妙な状況について推理する。そしてまた飲んで推理する。実際、猛暑でビール飲みたかったのでこれを読んでみたら、余計にビールが恋しくなりました。ははは。
ああでもない、こうでもないといろんな説をこねくり回すのが好きな人は楽しめるかな？

2010/02/21

読むとエビスビールが飲みたくなる。どうでしょう、冷蔵庫にエビスぎっしりなのは「麦酒の家の冒険」を読んだから、っていう入れ子構造の仮説は（笑）。

2010/04/20

タック＆タカチ・シリーズ

旅行にやってきたボアン、タック、タカチ、ウサコの４人組。ガソリン泥棒を追いかけるボアン。がけ崩れによる通行止め、追突事故により回り道。ガス欠による遭難。迷い込んだ家に隠された冷蔵庫とエビスビールの謎。４人の推理合戦。

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