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星条旗よ永遠なれ の商品レビュー

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2009/10/04

ハリソン学区高等学校に通うフィリップ・マロイは14歳。春学期からのクラス替えで、フィリップはナーウィン先生のクラスになった。朝礼での国歌演奏の際、「敬意をもって静かに聴くこと」という規則になっていたが、フィリップはハミングをする。ナーウィン先生は、規則違反をしたフィリップを教室か...

ハリソン学区高等学校に通うフィリップ・マロイは14歳。春学期からのクラス替えで、フィリップはナーウィン先生のクラスになった。朝礼での国歌演奏の際、「敬意をもって静かに聴くこと」という規則になっていたが、フィリップはハミングをする。ナーウィン先生は、規則違反をしたフィリップを教室から追い出した。続けて2度追い出されたため、フィリップは2日間の停学処分になってしまったのだが、この小さなトラブルが、やがてアメリカ全土をゆるがす大騒動につながっていった。 読んでいて終始イライラしてしまいました。きちんと事実を語ってくれる人もいなければ、しっかり最後まで話を聞いてくれる人もいない。「もうっ、そうじゃないのにぃぃぃ!」ともどかしくて仕方なかったです。 ちょっとしたことがとんでもない事件に発展していく過程がドキュメンタリー・タッチで描かれていきます。そのおかげで普段自分の周りでも起こりうるのではないかという現実味が感じられ、空恐ろしくなりました。ええっ、一体どうなっちゃうの、という気持ちであっという間に読めてしまう本です。 この訳者は確か『ワトソン一家に天使がやってくるとき』の訳者だったなぁと思ったら、やはりそうでした。どちらもくもん出版の本ですね。(2002.12.28)

Posted byブクログ