文字遊心 の商品レビュー
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-20090630 中国人のこころの諸相を捉えた「狂字論」「真字論」、古代人の生活誌ともいうべき「火と水の民俗学」、あるいは 「漢字古訓抄」や漢字の諸問題など、広大にして豊饒な漢字の世界に遊びつつ、中国の歴史の深処にせまる。
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大学の先生方に日本人なら白川静の「字統」「字訓」「字通」を読んどきな、という事を言われたなと思い出し、大学の図書館で検索。読みやすそうなものからという事で、手に取る。 おー目から鱗がぼろぼろと。普段何気なく使っている、漢字。漢字一つが、遥か昔の文化をそこにおさめ、今も連綿とその形...
大学の先生方に日本人なら白川静の「字統」「字訓」「字通」を読んどきな、という事を言われたなと思い出し、大学の図書館で検索。読みやすそうなものからという事で、手に取る。 おー目から鱗がぼろぼろと。普段何気なく使っている、漢字。漢字一つが、遥か昔の文化をそこにおさめ、今も連綿とその形を崩す事なく保っているのはすごい事なのだな。また、それだけ膨大な研究を丹念に一人で行って来たと言う、この人本人にも驚く。 しかしこの時代の人は本当にすごい人が多い。他の本もぜひ読みたいものです。
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現在の〔万葉〕学がなおこのような理解の段階にあるとするならば、それはかなり重大なことのように思われる。そこには古代文学への理解の方法が、全く欠如しているからである。古代においては、草摘みは、魂振りのためにするものであった。 p120
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