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手話でシャンソン! の商品レビュー

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2010/01/03

借りてきたのはいいのだけど、流石になにも知らずに読むのには向かない本だったようです。 私は手話をほとんど知りません。 ですが、それはいいのです。もともと手話を学ぶための本なのですから。 問題はシャンソンのほうです。 この本には何曲かのシャンソンを手話で表現する方法が書いてある...

借りてきたのはいいのだけど、流石になにも知らずに読むのには向かない本だったようです。 私は手話をほとんど知りません。 ですが、それはいいのです。もともと手話を学ぶための本なのですから。 問題はシャンソンのほうです。 この本には何曲かのシャンソンを手話で表現する方法が書いてあるのですが、 私はその歌自体を知らない。 手話を解説してある写真を見て、それがその歌のどんな部分で、 どんな音楽にあわせて動かしてあるのかサッパリわからない。 ということで、とりあえず眺めるだけとなってしまいました。 耳の聞こえない人もこの本を読むのでしょうか。 耳の聞こえない人だと、歌を聞くことができません。 ある意味、歌を知らない状態でこの本を読んだ私と同じような状況であるわけです。 その状態でこの本をみて、果たして楽しむ、または役立てることができるのでしょうか。 この本には、手話を通してリズムを感じてほしいというようなことが書いてあります。 しかし、歌のテンポも何もわからない状態ではリズムを感じるのも難しい。 まず、お手本となる人の実際の動きを見て初めて、 リズムを感じることができるのではないでしょうか。 となると、この本は、紹介されているシャンソンの曲を知っている、 耳の聞こえる人が手話でそれを表現するために読む本、ということになりますね。 ………  詩歌のイメージの手話化、その手話の音楽化などを考えていた時でした。 手話で「黒田節」を歌っている聴覚障害者と出会いました。 とても楽しそうにリズムにのって歌詞を手話で表わしながら歌っていた姿は、 手話で歌は歌えるのだということを示していました。 ………

Posted byブクログ