香港独立戦争(上) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
それなりに面白く読ませてもらいました。架空戦記にありがちな構成ですが、作者なりの中国観が出ていて、興味深く読みました。今となっては歴史の後智慧で作品の粗も見えてくるのですが、あくまで創作ですからそれはそれでいいです。政治力学や兵器のスペック上の錯誤は、ある程度は許されると考えています。 ただ、文章の質が低いのが気になります。例えば、作中に2度ほど「頭ごなし」という言葉が出てくるのですが、作者はどうもこの言葉の意味を知らないか誤解しているようです。他にも日本語の怪しいところがちょいちょいでてくるのです。作品の世界から、一気に気持ちが引き戻されてしまって残念です。
Posted by
- 1