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天然理科少年 の商品レビュー

3.9

25件のお客様レビュー

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2024/07/09

似ているんだよ。晴れた朝に白く輝いているときは、とくにそっくりだ。 一冊の本に込められた世界、物語、人々。 それに大切に向き合いたくなる。

Posted byブクログ

2020/08/08

図書館で長野まゆみ作品のまだ読んで無い本を見つけたら、とりあえず借りるようにしています。この本は、読んだはずなのに、うろ覚えで…☆ がつけられません。2020.8.8 am

Posted byブクログ

2017/09/11

確か初読は学生時代なんですけど、この一撃で長野ワールドの虜になりました。 放浪癖のある父親に連れられ転居を繰り返す少年。 父の気まぐれで立ち寄ったはずの土地での不思議な出会い。 十数年振りに再読しましたが、ますます味わい深い(考えてみたら、今や自分は主人公の父と同じくらいの年...

確か初読は学生時代なんですけど、この一撃で長野ワールドの虜になりました。 放浪癖のある父親に連れられ転居を繰り返す少年。 父の気まぐれで立ち寄ったはずの土地での不思議な出会い。 十数年振りに再読しましたが、ますます味わい深い(考えてみたら、今や自分は主人公の父と同じくらいの年齢)。 ああここが伏線だったんだ、とか、これってこういう事だったんだ、とか、わかっていても最後のシーンで泣かずにいられないんです。 長野まゆみさんの描く「少年」は、あっという間に駆け抜けて行ってしまうなあ。 追いすがろうにもすぐに姿が見えなくなっちゃって、取り残されて呆けていたら手の中に小さなお土産が残されていて、ああ夢じゃなかったんだな、ってちょっと思う、みたいな。 胡桃の堅果を見るたびに思い出す物語です。

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2016/04/20

父に連れられて引っ越しばかりしていた岬。 新しい土地にきて不思議な光景にであう。 それは父の思い出 幽霊となった父の昔の友達だった。

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2015/09/23

さくっと読める詩的中編。 登場人物のあっさり感がとても好ましい。 おそらく著者自身が描いた装画が大変美麗。

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2013/02/07

美しい話だった 梓と賢彦の関係がぎゅっとする。 愛 「『……逢いたかったんだ。だから、ついふらふらと彼処へ行ってしまった。試験のときは、いつも遅くまで燈がついてたね。無理をしないほうがいいよ。ぼくみたいになっては駄目だ。……見送ってくれてありがとう、』」 お父さんはどんな気持...

美しい話だった 梓と賢彦の関係がぎゅっとする。 愛 「『……逢いたかったんだ。だから、ついふらふらと彼処へ行ってしまった。試験のときは、いつも遅くまで燈がついてたね。無理をしないほうがいいよ。ぼくみたいになっては駄目だ。……見送ってくれてありがとう、』」 お父さんはどんな気持ちで岬の話を聞いてたんだろうね。 何度でも読み返したくなる話

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2012/03/26

再読。シンプルだけどその分美しさが際立って、ストレートに切なくなります。文庫本合わせて何度も読んでいるけど、読む度胸が詰まって泣けてしまいます。

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2012/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

出版社/著者からの内容紹介 ひとつ所へ落ちつく気配をみせず、 転居をくり返すばかりだった父につれられるまま 新たに訪れた山間の中学校で、 岬は不思議な少年、賢彦と出会う。 「ぼくたちは、ずっと友だちだったんだよ」 ===========

Posted byブクログ

2010/09/14

いつの間にか切り替わる時代と、みずみずしく書かれた自然がとってもきれい。主人公と、その父親との架け橋にもなる少年、それから主人公と父親の絆が温かく、さりげなく書かれていて素敵でした。端々に出てくる古い理科室にありそうな小道具の存在感も神秘的。

Posted byブクログ

2010/01/01

大好きな本。中学の時に出会って,長野ワールドに引き込まれた。私の原点になってしまった本ではないだろうか。 長野先生独特のガラス細工を手にとるような,不思議な雰囲気がたまらんです。

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