1,800円以上の注文で送料無料

海が見えるアジア の商品レビュー

0

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/06/20

 海へと旅する。そんな時頭に思い描くのは、海そのものではなく、ビーチや島といった「土地」なのではないでしょうか? 海は地面の先にあるもの。そんな考えでは、本当の海は見えてきません。  この本は海からアジアを見ています。そうすると、ベトナムの海とタイやカンボジア、中国福建省の海は...

 海へと旅する。そんな時頭に思い描くのは、海そのものではなく、ビーチや島といった「土地」なのではないでしょうか? 海は地面の先にあるもの。そんな考えでは、本当の海は見えてきません。  この本は海からアジアを見ています。そうすると、ベトナムの海とタイやカンボジア、中国福建省の海は「南シナ海」というひとつの名前でくくれてしまいます。国境も複雑な境界線もない海。その海を自由に行き来する船、その船に乗る男たちと女たち。海を中心に考えれば、著者が言うように、アジアを縦横無尽に旅することができるわけです。  セレベス海、ジャワ海、南シナ海、そしてマラッカやシンガポールの海峡。海ごとにくくられた物語とたくさんの写真は、ビーチから眺めていては見えてこないもの。 ビーチでこの本を読む自分を沖合から眺めてみたら? そんな想像をしてみると、おなじみのビーチや島が新鮮に見えてきます。

Posted byブクログ