少年のはるかな海 の商品レビュー
『北京から来た男』のあと読むと、雪の中を歩く犬(オオカミ)、法律家など著者ならではの道具立てが見えて面白い。
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ヘニングマンケルの児童書。 子どもを相手に、とは言っても作者は少しも手を抜かない。北欧の厳しい自然や思春期にさしかかった少年の悩み、親子関係の葛藤、社会にむける覚めた、そして優しい眼差しなど、すべて正直に描き出しくれました。 ヴランダーシリーズにも似通った、情けない男の味わいも...
ヘニングマンケルの児童書。 子どもを相手に、とは言っても作者は少しも手を抜かない。北欧の厳しい自然や思春期にさしかかった少年の悩み、親子関係の葛藤、社会にむける覚めた、そして優しい眼差しなど、すべて正直に描き出しくれました。 ヴランダーシリーズにも似通った、情けない男の味わいも感じられます。
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主人公、その父親、それから町にクラスちょっと変わった人達 ー 作者はその人達それぞれの持つ孤独を描くのがうまい。ちょっとした優しさに孤独がにじみ出るよう…
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なにかがおこらなければ…。もう、これ以上、待つのはいやだ。窓の外を走っていく犬をみた日から、少年ヨエルの夜の徘徊がはじまる。不信と孤独のなかの少年を救ったのは、子どものような大人、シモンとイェルトルドだった。大人や友人への反感・理解を通して自分をみつめる、思春期の少年の内面をする...
なにかがおこらなければ…。もう、これ以上、待つのはいやだ。窓の外を走っていく犬をみた日から、少年ヨエルの夜の徘徊がはじまる。不信と孤独のなかの少年を救ったのは、子どものような大人、シモンとイェルトルドだった。大人や友人への反感・理解を通して自分をみつめる、思春期の少年の内面をするどく描いた長編小説。スウェーデンのニルス・ホルゲション賞、ドイツ児童文学賞受賞。
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ミステリで知られる作者のこれは1990年作の児童文学。 森で木を伐る仕事をしている父親サムエルと二人暮らしの少年ヨエル。 ジャガイモをふかして父の帰りを待つ生活。かって船乗りだった父が元に戻ればいいと思いつつ、一人で想像を巡らす孤独がちで多感な少年でした。 夜中に走っている犬を見...
ミステリで知られる作者のこれは1990年作の児童文学。 森で木を伐る仕事をしている父親サムエルと二人暮らしの少年ヨエル。 ジャガイモをふかして父の帰りを待つ生活。かって船乗りだった父が元に戻ればいいと思いつつ、一人で想像を巡らす孤独がちで多感な少年でした。 夜中に走っている犬を見かけたことから一人で家を抜け出し、変わり者のシモンやイェルトルドなどと知り合いに。新任の判事の息子トゥーレと秘密クラブの活動として夜中に冒険を始めます。 出て行った母を思い、父が酒場に勤めるサラと付き合いだしたことに悩みますが、しだいに…? 作者は1948年ストックホルム生まれ、作家・舞台演出家として活躍とのこと。
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