ネス湖のかいじゅう の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ネス湖のネッシー(子どもたちはネスタ―と呼ぶ)を探す子どもたちの冒険譚。 写真を撮って、賞金をもらうのが目的だったが、実際にネスラーと出会った後、自分たちの行動が原因で、無法者たちがネスラーをかいじゅうと呼んで殺して連れ去ろうとすることを知り、ネスラーを守るために戦う。 そんな、ネッシーだなんて、と思うけれど、登場するネスラーは子どもたちに好奇心を持って眺めたり、なんとも純朴な様子。交流、というほどのことはないけれど、子どもたちが一生懸命、ネスラーの実在の証拠であるカメラを投げてまでネスラーを守ろうとする気持ちと行動力は、これぞ児童文学、という気がする。 又甥に次に読ませる本を探しての出会いだが、楽しく、さくさく読める、子どものための本、と感じた。 ちなみに、この作品は「ケンとフィオナ」シリーズの3作目だったらしい。他の作品も翻訳されているのかもしれないが、この作品だけ読んでも問題ない。
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