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悪魔のような女 の商品レビュー

3.5

8件のお客様レビュー

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映画化もされた、サス…

映画化もされた、サスペンス小説の傑作。ラストに驚きます。

文庫OFF

悪女もの。 乱暴な夫…

悪女もの。 乱暴な夫を持つ女性と、その友人である女性が、ふたりで夫を殺そうと計画するが。。。。 ラストにどんでん返しあり。 

文庫OFF

映画化された小説です…

映画化された小説です。どんでん返しありと、あきさせません。

文庫OFF

映画の方が面白いかな…

映画の方が面白いかな、とも思いますが、サスペンスの代表作だけあって面白かったです。

文庫OFF

2021/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

真っ先に考えるべき可能性を検討せず、ひたすらオカルト的妄想に突き進んでいく主人公の男に、どうなんだ、そうじゃないだろ、とツッコミたくなる ストレスMAXで理性的な判断力が失われていたのかな 結末が先読みできるから、緻密な心理描写によるサスペンスも、読者の胸には迫ってこないんだよね

Posted byブクログ

2018/09/03

1952年発表作。数度の映画化もあり、ボアロー/ナルスジャック合作の中で最も読まれている作品と言っていい。サスペンス小説の模範ともなる構成で、次第に追い詰められていく人間の心理描写は流石の筆致だ。登場人物を必要最低限まで絞り込み、緊張感が途切れることを防いでいる。フランスならでは...

1952年発表作。数度の映画化もあり、ボアロー/ナルスジャック合作の中で最も読まれている作品と言っていい。サスペンス小説の模範ともなる構成で、次第に追い詰められていく人間の心理描写は流石の筆致だ。登場人物を必要最低限まで絞り込み、緊張感が途切れることを防いでいる。フランスならではのノワール的な雰囲気も濃厚で、配役として欠かせない悪女、翻弄される脆弱な男、一切役に立たない第三者の不甲斐なさなど、基本をきっちりと押さえている。 平凡なサラリーマン、ラヴィネルは愛人の医師リュシエーヌと共謀して保険金殺人を計画する。営業出張先の宿泊所へと妻ミレイユを誘い込んだ二人は、睡眠薬で眠らせたミレイユを風呂桶に沈めて殺害。その2日後、死体を運んで自宅前の洗濯場から川に落とす。翌日早朝に仕事から帰ったラヴィネルが、妻の遺体を発見するという段取りだった。男はアリバイ工作を為した上で予定通り帰宅する。だが、水路の途中で引っ掛かっていたはずのミレイユの死体は跡形もなく消えていた。やがて、見間違いようのない妻の筆跡でメッセージが届き始める。ミレイユの兄夫婦を訪ねたラヴィネルは、先刻まで妹が顔を見せていたと告げられた。やはり、妻は生きているのか。幾度も打ちのめされた男は、次第に現実と妄想との境目を行き来するようになる。 物語は、勧善懲悪で終わらない痛烈なツイストを利かせたラスト一行で、「悪魔のような女」が誰なのかを指し示す。自壊していく殺人者の意識の流れを綴ることは相当の技倆がいるのだが、多少荒削りではありながらもリアリティを持たせたまま仕上げている。

Posted byブクログ

2015/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フェルナン・ラヴィネルは愛人の医師リュシエーヌ・モガールと共に妻のミレイユを殺害した。二百万フランの保険金を得るため、契約から二年待ってからの反抗だった。偽の暴露話で出張先に誘い込み、睡眠薬で眠らせて浴槽に沈めて水死させた。反抗は主に医師であるリュシエーヌが主体となって行われ、フェルナンは最後の瞬間には怯えてしまっていた。 二日後に再びあったフェルナンとリュシエーヌはミレイユの死体を引き上げテントにくるんで車に載せ、フェルナンの自宅の裏庭にある小川に落とした。 翌日出張先から帰ってきたように偽装したフェルナンは見つかるはずの死体がなくなっていることに衝撃を受けた。そして死後に書かれたとしか思われないミレイユから手紙を受け取った。徐々に精神を蝕まれた彼はミレイユが幽霊となって自分に会いに来ると考えるようになる。 フェルナンは自宅に戻り酒を飲んで眠ってしまった。物音に目が覚めると、ミレイユのものだとわかる物音が聞こえてきた。足跡が階段を登り寝室の前で止まった。ドアのノブが回った時、フェルナンはピストルを口にくわえ引き金を引いた。 ミレイユは死んでいなかった。リュシエーヌと共謀してフェルナンを精神的に追いつめ、フェルナンに掛けられた二百万フランの保険金をだまし取る計画だった。水に濡れたままテントに巻かれていたため、ミレイユは体調を崩した。ミレイユはリュシエーヌに聞いた。「ねえ!私どうしたってあなたを信用しないわけには行かなかったわ・・・だって、最後まで、あなたは、私でもラヴィネルでも、どっちでも思うとおりに選べる立場にあったんですもの」リュシエーヌは答えた。「あなた、私が迷わずに選んだと思ってるの?」

Posted byブクログ

2011/12/16

二人の作家がコンビを組んで書いた合作。 作品が発表されたのは1952年。 古典的サスペンスであります。 成程やっぱりね~という結末なんだけど、 冷酷非情と思われた人物の、 人間味のある最後の台詞がググッと来ました。 因みに私が購入したのは96年に出た版。 全然記憶に残ってないんで...

二人の作家がコンビを組んで書いた合作。 作品が発表されたのは1952年。 古典的サスペンスであります。 成程やっぱりね~という結末なんだけど、 冷酷非情と思われた人物の、 人間味のある最後の台詞がググッと来ました。 因みに私が購入したのは96年に出た版。 全然記憶に残ってないんですが、その頃、 シャロン・ストーン&イザベル・アジャーニなんていう 豪華キャストで映画化されていた模様。 リメイクですけどね。 最初に映像化したのはアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督で、 54年に『悪魔のような女たち』というタイトルで 発表されてました。 原作と映画では「騙される人物」が異なるようですが…… 映画観てないから何とも言えない(^_^;)。

Posted byブクログ