無宿人別帳 の商品レビュー
無宿人短編集
町の島帰り、海嘯(つなみ)、おのれの顔、逃亡、俺は知らない、夜の足音、流人騒ぎ、赤猫、左の腕、雨と川の音 無宿人を題材にした短編集。1つめの「町の島帰り」に、「人別書き(戸籍)を持たないで故郷を出奔した無籍者は、(中略)いかなる職業に就くことも困難であった。食い詰めた彼らか...
町の島帰り、海嘯(つなみ)、おのれの顔、逃亡、俺は知らない、夜の足音、流人騒ぎ、赤猫、左の腕、雨と川の音 無宿人を題材にした短編集。1つめの「町の島帰り」に、「人別書き(戸籍)を持たないで故郷を出奔した無籍者は、(中略)いかなる職業に就くことも困難であった。食い詰めた彼らから犯罪者が多く出たのは当然である。無宿者は江戸制度の谷間であった。」とある。 しかしまあ、あえて皆が顔をそむけている事を書かずにはいられない作者。 「左の腕」のような作品の方が、むしろ異色。
長束
人別帳から外された無…
人別帳から外された無宿人たちを描いた、ダークな時代短編集です。
文庫OFF
様々な理由で人別帳(…
様々な理由で人別帳(戸籍)から外された人々を主人公にした短編集。全体的に暗く、壮絶なものもあります。
文庫OFF
新潮文庫「親不孝長屋」の「左の腕」を読んだのを機に、これが収録された元本に手を伸ばした。筆力はさすがだが、1957年「オール讀物」に連載された10の短編集で、載せた順番も考慮されているように感じた。「流人騒ぎ」が良い。13.10.12
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ずいぶん昔に読んでいて すっかり忘れてしまっていた。 古本屋さん巡りをしていて ふと目にとまった一冊 久しぶりに読み返したけれども やっぱり いいですねぇ 松本清張さん 年を重ねて再読するに耐える作家のお一人ですね 「点と線」「零の焦点」では 全く終わらない作家さんであることを...
ずいぶん昔に読んでいて すっかり忘れてしまっていた。 古本屋さん巡りをしていて ふと目にとまった一冊 久しぶりに読み返したけれども やっぱり いいですねぇ 松本清張さん 年を重ねて再読するに耐える作家のお一人ですね 「点と線」「零の焦点」では 全く終わらない作家さんであることを 改めて思いました
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~内容(「BOOK」データベースより)~ 人別書きを持たずに故郷を出奔した者に就く職はない。無宿者は江戸制度の谷間であった―。賭場の喧嘩で八丈島へ流され、赦免船を待ちわびる忠五郎、牢の火事で思わぬ自由を得た平吉、佐渡から島抜けを図る新平、入墨を暴かれて堅気の暮しを失う卯助など、自...
~内容(「BOOK」データベースより)~ 人別書きを持たずに故郷を出奔した者に就く職はない。無宿者は江戸制度の谷間であった―。賭場の喧嘩で八丈島へ流され、赦免船を待ちわびる忠五郎、牢の火事で思わぬ自由を得た平吉、佐渡から島抜けを図る新平、入墨を暴かれて堅気の暮しを失う卯助など、自由と公正を渇望する男達を描いた傑作時代短篇集。 ~~~~~~~~~~~~~~~~
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