猫は知っていた の商品レビュー
作者と同名の仁木悦子…
作者と同名の仁木悦子が登場。猫好きの作者ならではの意外なトリックも隠されていて読みやすいです。
文庫OFF
仁木兄妹が下宿したば…
仁木兄妹が下宿したばかりの病院で起こる奇怪な事件。トリックは勿論、文体も読みやすい。江戸川乱歩賞受賞作。
文庫OFF
兄妹の素人探偵が活躍するからっとした本格推理小説だが、物理トリックもたいしたことはなく、探偵役の仁木雄太郎も鼻につくし、いまいち興に乗れなかったが、これはやはり発表された時代背景の考慮なくしてはわからない衝撃と感動があるんだろうなと思った。
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猫はなんでも知っている タイトルが素敵 「死体?僕はまだ何も言ってはいませんよ。どうして死体などと言われるのです?」
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奇怪な連続殺人は、仁木雄太郎と悦子の学生兄妹が下宿したばかりの病院で発生した。謎の電話、秘密の抜け穴、闇にきらめく毒塗りナイフ…。事件ごとに現われるペットの黒猫は何を目撃したのか?急造名探偵の二人は次第に真相に迫っていく。鮮やかなトリックと論理的な推理、明快な文体で日本のクリステ...
奇怪な連続殺人は、仁木雄太郎と悦子の学生兄妹が下宿したばかりの病院で発生した。謎の電話、秘密の抜け穴、闇にきらめく毒塗りナイフ…。事件ごとに現われるペットの黒猫は何を目撃したのか?急造名探偵の二人は次第に真相に迫っていく。鮮やかなトリックと論理的な推理、明快な文体で日本のクリスティ誕生と絶賛され、空前のミステリー・ブームを巻き起こした江戸川乱歩賞屈指の傑作。 あらすじ抜粋
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江戸川乱歩賞を作家としては初めて受賞した仁木悦子さんの受賞作。 ねこ大好き人間としては、この題名に魅かれて古本屋さんで買ったのが、仁木悦子さんとの出会いでした。 ノスタルジックな時代だからこその、どこか間が抜けたような感じがわたしは好きで、お気に入りの作者です。 仁木さんはこども...
江戸川乱歩賞を作家としては初めて受賞した仁木悦子さんの受賞作。 ねこ大好き人間としては、この題名に魅かれて古本屋さんで買ったのが、仁木悦子さんとの出会いでした。 ノスタルジックな時代だからこその、どこか間が抜けたような感じがわたしは好きで、お気に入りの作者です。 仁木さんはこどもの視点で物語を紡ぐのがとても上手ですが、わたしがとくに好きなのはクールな探偵が活躍するハードボイルドタッチのもの。 この作品はミステリーとしてはつっこみどころが多いのかもしれませんが、細かいところは気にせずにあの時代を肌で感じながら、のんびり読むのが楽しむコツだと思います。
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第一回江戸川乱歩賞受賞作だそうです。 殺人事件なのに人が死んでいるのになぜか爽やかな読みごたえ。 もちろん殺害のトリックや一つ一つの謎にはふむふむという感じで楽しめる。 言葉の端々が昭和なのもなんだか懐かしいです。
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