兄弟天気図 の商品レビュー
個人的にベストオブ長野まゆみは『八月六日上々天気』なんですけど、ちょっと似てる雰囲気で・・・好きだったな・・・。 96年刊行ですが、この頃からネーミングセンスがキレまくってる長野女史。 姉美(えみ)、兄市(けいいち)、弟史(ちかし)・・・すごい・・・。
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「答えながら、ぼくはそんなことはあってほしくないと思っていた。これまでずっと兄のほうが大きかった。この先も、そのほうがいい。」 * 結局、あの少年は誰だったんでしょうね…。 「せェんぎな」「うんでれがん」初めて聞く言葉も色々と知ることが出来て良かったです。 それにしても、相変わ...
「答えながら、ぼくはそんなことはあってほしくないと思っていた。これまでずっと兄のほうが大きかった。この先も、そのほうがいい。」 * 結局、あの少年は誰だったんでしょうね…。 「せェんぎな」「うんでれがん」初めて聞く言葉も色々と知ることが出来て良かったです。 それにしても、相変わらず長野まゆみさんの命名センスはすごい。一体どこからそのアイデアが生まれるんだろうか?
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子供向けのお話で、昭和の雰囲気が気持ち良く感じられた。 しかし、幻的に登場する少年が最後の最後までぱっとしなくて、もっとミステリアスな部分をざっくりと表現してくれたら、きっと子供に楽しさを倍増させてくれるのではと思うとちょっと残念でした。
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ひと回りも歳の離れた姉と二つ違いの兄がいる『弟史(ちかし)』 -キリリンコロン-鈴の音に誘われるよう水神宮で一人の少年と出会う。 ジュニア向け”ものがたりうむ”というシリーズの中の一冊です。 長野まゆみらしく、少年の日常を切り取ったような起伏のないストーリー。青少年がこの本を...
ひと回りも歳の離れた姉と二つ違いの兄がいる『弟史(ちかし)』 -キリリンコロン-鈴の音に誘われるよう水神宮で一人の少年と出会う。 ジュニア向け”ものがたりうむ”というシリーズの中の一冊です。 長野まゆみらしく、少年の日常を切り取ったような起伏のないストーリー。青少年がこの本を読んで何を思うのか、いささか不安ではありますが、装丁がとても綺麗でした。
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水天宮・・・35年前〜ひとまわり上の姉は妊娠して水天宮にお参りに行くのに僕を伴った。二つ上の兄は巧く逃げた。坂を上っていくと姉は「ダイちゃん・・・」と呟く。誰なのか聞くと,姉と兄の間の男の子で6歳で死んだのだという。8年前おばあちゃんが死んで,祖母の手で育てられたから,今14歳く...
水天宮・・・35年前〜ひとまわり上の姉は妊娠して水天宮にお参りに行くのに僕を伴った。二つ上の兄は巧く逃げた。坂を上っていくと姉は「ダイちゃん・・・」と呟く。誰なのか聞くと,姉と兄の間の男の子で6歳で死んだのだという。8年前おばあちゃんが死んで,祖母の手で育てられたから,今14歳くらいだとも云う。その後,張り子の犬を揺すって鳴るキリリンコロンという音と共にダイちゃんを僕も何度か見ることになる。生きている二つ上の兄は馬鹿げた話だと云うが,彼にも見えるらしい〜長野さんはほぼ同世代だから,彼女の中学時代は我が高校時代。僕らの世代,中学生の男子の学帽は夏の間,白いカバーを掛けていた。彼女にとっては懐かしい光景なのだな
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長野さんの作品では珍しく、実の姉弟作品。 水天宮や甘味どころ、作中の登場場所全てが相変わらずノスタルチック。
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不思議で素敵なお話でした。 リアルでちょっとレトロな感じ。 30分くらいで読み終わる、すごく読みやすい作品でした。
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☆お腹の大きな歳の離れた姉と、よく喧嘩する間柄の兄、いつまでも子ども扱いされるぼく(弟)。 犬の日のお参りで明かされた、もう一人の兄弟の存在… 読み進めていくうち、ちょっと肌寒くなる本ですが、心温まる兄弟愛のお話です。小学校高学年〜
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不思議なお話。長野さんの本は読みにくいのです…。世界観は好きなはずなのに何か…。いまいち入り込めない…。
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