地の果てからの生還 の商品レビュー
なんともすごいタイトルが目につきました。 図書館で思わず手に取った一冊です。 やはり海外文学ですので、ちょっと読みにくかったのですが、 自分の未知の世界が書かれていましたので ・・・・・・・・・・、読んでみました。 政治経済が腐敗しきり、 罪のない人々がどん底の生活を強いられ...
なんともすごいタイトルが目につきました。 図書館で思わず手に取った一冊です。 やはり海外文学ですので、ちょっと読みにくかったのですが、 自分の未知の世界が書かれていましたので ・・・・・・・・・・、読んでみました。 政治経済が腐敗しきり、 罪のない人々がどん底の生活を強いられていた 18世紀のイギリス末のお話です。 20歳で街道強盗を働き、絞首刑の宣告をうけた メアリーは、やがて減刑され流刑囚として、 オーストラリア大陸のボタニー湾へと送られます。 でもそこは、 厳しい自然と飢えだけが待つ、死の湾岸でした…。 メアリーが体験したのは、 5キロも6キロもある足かせをつけられ、 大勢の囚人とともに船底にとじこめられての船旅や 上陸してからも 病気や飢え、男性からの暴行と戦う日々でした。 他の女囚に比べ、はるかにメアリーは運がいい。 囚人のなかでも技量があった特別囚人待遇の男性を夫とし、 二人の子供を抱えていたので、それ相応の待遇も得ていました。 でもそれも限界に達した時、 メアリー一家はボートひとつで地獄から 命がけの脱出を試みたのです。 人は逆境におかれた時、 持って生まれた天性のひらめきと運が力量をだすのでしょう。 自分の運はどうなのかな、とメアリーのような立場になったとき、 生き残れるかどうか考えてみました。 へこたれないこと! これが一番のような気がします。
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