1,800円以上の注文で送料無料

龍馬暗殺 の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/04

薩摩藩と土佐藩の龍馬暗殺連携プレー説を出していた西尾春風氏をさらに延長させた説を唱えた本。 大政奉還が実施された前後には、龍馬はほぼ完全に四面楚歌の状態に陥っていた。新撰組、見廻組、薩摩藩、土佐藩、紀州藩、、それぞれが龍馬を目の上のたんこぶにしており、暗殺のmotivesは誰も...

薩摩藩と土佐藩の龍馬暗殺連携プレー説を出していた西尾春風氏をさらに延長させた説を唱えた本。 大政奉還が実施された前後には、龍馬はほぼ完全に四面楚歌の状態に陥っていた。新撰組、見廻組、薩摩藩、土佐藩、紀州藩、、それぞれが龍馬を目の上のたんこぶにしており、暗殺のmotivesは誰もが持ち得ていた。 それぞれのmotiveを検証しながら、実際に龍馬暗殺の実行者からその本当の黒幕を暴き出す。 前回読んだ加治将一氏の「あやつられた龍馬」もこの本を文献の一つにしているということで読んだ。比較的分かりやすく解説されているので、各派の当時の動向事情含め、龍馬暗殺の新撰組説や見廻組説がどのようにして生まれたのか、複雑に絡んだ時代背景からそれぞれの内部事情など全体像が分かりやすくまとめられている。 実際にその時にいたイギリス人関係者の自著本を読まなくてはならない気にさせられる。

Posted byブクログ