中年を悟るとき の商品レビュー
俳優で映画監督の伊丹十三が意訳した本。中年になって感じることをコミカルに描く。 自分も中年だが、この歳になってきて変化したのは、自分の人生にとって必要な拘りとそうでない事を切り分けするようになったことだ。この本には中年が感じる多くの事例、考え方がコメントされていて、なかなか面白か...
俳優で映画監督の伊丹十三が意訳した本。中年になって感じることをコミカルに描く。 自分も中年だが、この歳になってきて変化したのは、自分の人生にとって必要な拘りとそうでない事を切り分けするようになったことだ。この本には中年が感じる多くの事例、考え方がコメントされていて、なかなか面白かった。 自分に当て嵌まるコメントもある。例えば、 ・猛烈はもう結構。やはりほどほどが一番だ。 ・知り合いは、こんなに沢山はいらない。 ・大宴会より小さなお座敷で盛り上がるほうがいい。 ・夜はうちへ帰ってくつろぐのが一番。 ・買い物はもう好きではなくなってしまった。 ・趣味が優先。 ・人が俺のことをどう思っているかは、もはやどうでもいい。 多少、投げやりになっている感じもするが、社会や他人との関係を少しづつ清算し、自分の生き方を探るのが中年という時期なのかもしれない。
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伊丹十三さんの訳です。日本語訳が日本人が作った感じでとても良い。それに、僕も中年にやっぱりなってしまったのだな。なってもいいような気にもなってきた。
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