文明の文法(2) の商品レビュー
みすず書房 ブローデル 文明の文法 ヨーロッパ文明史の本。ヨーロッパに始まり、アメリカやロシアに至る構成 ヨーロッパの文明は「境界」という空間を画定するために「自由」という特権を行使することにより生まれたとし、工業化と植民地主義により 世界に台頭したことがわかる ヨ...
みすず書房 ブローデル 文明の文法 ヨーロッパ文明史の本。ヨーロッパに始まり、アメリカやロシアに至る構成 ヨーロッパの文明は「境界」という空間を画定するために「自由」という特権を行使することにより生まれたとし、工業化と植民地主義により 世界に台頭したことがわかる ヨーロッパ文明の中心は、常にキリスト教が位置し、革命や反革命が繰り返されている 「自由」の定義が、現代の自由概念と異なる *さまざまな自由は、互いにたえず脅かしあい続けている *自由とは特権であり、人間集団はそれに守られ、その保護のもとに他の集団を攻撃した *大多数の人間のものでない自由がヨーロッパの思想や歴史の理想 「多様で独特な特権的小都市で成熟するだけの〜ヨーロッパ文明は、国家的(領域的)なものとなっていった」という言葉に、ヨーロッパ中心主義の始まりを感じる
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