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ノルマン騎士の地中海興亡史 の商品レビュー

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2009/10/04

 西ローマ帝国滅亡、6世紀のユスティニアヌス大帝での回復以降、「よく分からない地域」になったイタリアの南半分、10世紀から11世紀を理解するのに良かった。 フランスのノルマンディーに住み着いたヴァイキングが、1066年にイングランドを征服、ノルマンディで食いはぐれた一団が傭兵とし...

 西ローマ帝国滅亡、6世紀のユスティニアヌス大帝での回復以降、「よく分からない地域」になったイタリアの南半分、10世紀から11世紀を理解するのに良かった。 フランスのノルマンディーに住み着いたヴァイキングが、1066年にイングランドを征服、ノルマンディで食いはぐれた一団が傭兵として南イタリアで活動を始める。 伝説的な貧乏騎士「ロベール・ギスカール」が11世紀末に南イタリア一帯を征服する過程が興味深い。16世紀にチェーザレ・ボルジアが失敗したことを11世紀に成し遂げていた人物が実在したというのも面白い。

Posted byブクログ