罪深い姫のおとぎ話 の商品レビュー
なんか全然上手く行ってない変な経典って感じ。 昔の童話に無理やり教訓つけている感じだけど、後書読む限り原作がそうだっていいたいのかな?
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眠りの森の美女(オーロラ姫)、赤ずきん、白雪姫、シンデレラ姫、人魚姫、マッチ売りの少女などディズニー映画のおとぎ話ヒロインたちの驚くべき裏面の解釈。あまりにも的確な改ざん(書き変え)!フロイトの心理分析みたい!著者はアンデルセン、グリム童話の持つ女性蔑視・軽視の思想を敢えてパロデ...
眠りの森の美女(オーロラ姫)、赤ずきん、白雪姫、シンデレラ姫、人魚姫、マッチ売りの少女などディズニー映画のおとぎ話ヒロインたちの驚くべき裏面の解釈。あまりにも的確な改ざん(書き変え)!フロイトの心理分析みたい!著者はアンデルセン、グリム童話の持つ女性蔑視・軽視の思想を敢えてパロディーとしてセクシー小説にしたのだろう。 オーロラ姫の15歳での自慰への目覚め、白雪姫への小人たちの恋情とお后への残酷な復讐、性に関心を持って外出する赤ずきんを襲う「狼」(正にガールハントする飢えた男性)との行為、幸せな結婚後の意外なシンデレラ姫の悲劇の人生、マッチ売りの娼婦少女など、そんな解釈を思いつくのは凄い妄想力だと思いきや、最後の解説では元々原本に残酷、性的な設定が多くあるのだという。私たちの童話への憧憬がこれらの話しをあまりにも美化して、差別性、残酷性などを切り捨てているということなのだろう。
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グリム童話やアンデルセン童話の主に女性差別が強い作品を、批評しつつパロディ化した作品集。女性に対する差別表現がこれほどかというほど強い。そういった歴史があったことを知るにはよいと思う。 あとがきまで読み、差別について考える力がついてからでないと読めない。
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女の子ならみんな子供のころから知っていた、お姫様ストーリー。ディズニーアニメでもまた印象深いキャラクターたちだったのに。 アダルティクに解釈され教訓たれられ、女の子としてはイタイ本でした。 樋上公実子さんの素敵な表紙と挿絵でジャケ買い。
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誰もが知ってるお伽話を大人向けにした感じ。 作品の教訓があるのが面白い 女性目線から言えば前時代的だと思うが、昔はそれが常識だったんだよねと理解した。
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2007年9月4日読了。グリム、アンデルセン童話を、女性史の視点から読み解いたもの。各童話の後についている教訓に納得したり、反発を覚えたりした。
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去年、グリムにはまって初版本を読んだり周辺の豆知識的本を読んだりした。そして、創作のような性(じゃなくて童話か)をモチーフにした本書。何も知らなくて、あぁここはそういう風に解釈できるんだと思えたらもっと面白かっただろうな。なんだか心理学から見たグリムやらを読む前に読めば。
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