純からの贈り物 の商品レビュー

坂牧俊子(著者)

2015/02/14

カトリック信者の純と友達の五郎の青春小説

の形をとった布教小説のようにも思える

娘の学校の高校への内部進学者の読書感想文課題図書
それを僕も読んでみた

純のカトリック信者としてのキリスト教の捉え方は僕の解釈と似通ったところもあり、納得できる
ま、本当のご信者さまたちにとってはどうか知らないけど
その辺は信者ではない第三者の方が冷静に受け止められるのでしょうなぁ

そして純の解釈は信者ではない僕にとってもわかりやすいし、確かにそんな解釈もありだなと納得できる

純の解釈としてはその時代や生活習慣にあった行動をすればよいだけで、重要なのはキリストの教えの本質は何かということを考え、それに外れないようにすればよいというものかと思った
現代に生きていて、信仰と生活のどちらにとっても不都合のない現実的な選択肢だと思う

ストーリーとしても説教臭いシーンもあるものの、ライトノベルのような軽快な会話文や描写もあったり、ものすごく読みやすい
それでいて宗教に関しての興味や理解を得られる作りになっている

個人的には感動したところもあって、ちょっと悔しい（笑）

続き？があるようなので、機会があったら読んでみたいと思うけど
自分でわざわざ買おうとまでは思わないかなぁ

ま、機会があったら娘の学校の校長先生と話して見ようかとは思う