よくわかるキリスト教の教派 の商品レビュー

今橋朗(著者),徳善義和(著者)

2024/10/10

キリスト教会の2000年の歴史から始め、それが日本の現在の教派にどのように展開していったのか、非常に分かり易い説明である。正教会、ローマカトリック教会、ルーテル教会、改革派教会・長老教会、聖公会、バプテスト教会、会衆派（組合教会）、メソジスト教会、メノナイト教会、アドベント教会という大きい括りの中で、更に宣教師の派遣されてきた国・地域、時期別にその区分の中でも教派が分かれているその全体像が分かり易い。そしてプロテスタントの大きな区分としてのいわゆる社会派、日本キリスト教協議会・世界教会協議会（ＮＣＣ・ＷＣＣ）、いわゆる福音派の日本福音同盟（JEA）があり、それらとエキュメルカルの動きについても説明がされており、この１冊でいろいろな整理ができる好著だと思う。