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ラブ・イズ・ザ・ベスト の商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

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雨が降るとラーメンが…

雨が降るとラーメンが売れる、丸善のヨシノさん、年のことは言わない等、読めば元気になれるエッセイ。

文庫OFF

2016/07/15

佐野洋子さんの「ラブ・イズ・ザ・ベスト」、1996.12発行です。佐野洋子さんが出会ってきた人が、その思い出の風景、過ぎ去りし時代と共に語られています。みんな素晴らしい人ばかりです(^-^)「口紅」はお母さんが化粧する姿をじっと見ていた佐野さん。「丸善のヨシノさん」は、高価な美術...

佐野洋子さんの「ラブ・イズ・ザ・ベスト」、1996.12発行です。佐野洋子さんが出会ってきた人が、その思い出の風景、過ぎ去りし時代と共に語られています。みんな素晴らしい人ばかりです(^-^)「口紅」はお母さんが化粧する姿をじっと見ていた佐野さん。「丸善のヨシノさん」は、高価な美術書を月賦払いにしてくれた店員さんのこと(立て替えていただいた)。「わたしくそ真面目だから」は、胃の調子が悪く病院に行って、医者に全部脱ぐように言われ素直に全部脱いだ葉子さんのこと(三度も)。「鈴木医院の鈴木先生」父を看取った先生。

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2016/02/13

エッセイ集。 ひとつの話は数ページで終わるし、文章が読みやすい。 作者自身の話ではなくて、どちらかというと友達とか通りすがりの人とか、知り合いとかの話。 オチがあるわけでもないので、「それでそのあとどうなったの?」と思うこともいっぱい。

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2013/11/15

佐野氏の本は何冊か読んでいますけれども、その流れで今作にも手を出してみました…いやぁ、やっぱし読むと元気が沸いてくる! と佐野氏の何かの著書のあらすじに書いてありましたけれども、今作もまた、他の著作同様読むと元気が沸いてきて僕のアレがムクムクと屹立を開始するのでした… ←は?? ...

佐野氏の本は何冊か読んでいますけれども、その流れで今作にも手を出してみました…いやぁ、やっぱし読むと元気が沸いてくる! と佐野氏の何かの著書のあらすじに書いてありましたけれども、今作もまた、他の著作同様読むと元気が沸いてきて僕のアレがムクムクと屹立を開始するのでした… ←は?? 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー ページ数はそれほど無いんですけれども、というか、薄い本に分類されるんですけれども、それにも関わらず、この読み応え! 万人にオススメできるエッセイでしょう… ←え?? 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、個人的には他の、最近の世の中・日常生活などについて書かれたエッセイが好きなんですけれどもね。今作のは昔話が多いかなぁ…思い出して書いてる、みたいな印象を受けましたね。ま、それでも感動はしましたけれども…! 何年か経った後、読み返すとまた違った味わいが出てくるのやもしれません…そんなノリでさよなら。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2012/10/21

「いろんな大人のなり方がある」 若い頃は心に何も引っかかるものがなかった。100万回生きたねこもエッセイも。でも結婚して、子供が生まれて、40歳になって。 今言葉のひとつひとつが、沁みる。 絵本を読み聞かせながら涙ぐむ自分がいる。いろんな大人のなり方があっていいんだ。

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2012/09/28

2011年に読んだ本のベストです。 静かに手元に置いておきたい一冊。 ひとつひとつの話は短く、さっぱりと素っ気なく語られるけど、小さな宝石を無造作にばらまいたような、きらきらしたものを見るような気分になる。 何度も何度も読んだけど、しばらく時間をおいてまた読んでみたい。

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2012/06/06

佐野さんのエッセイは簡潔で率直でぶっきらぼうに感じるときもあるけれど、人間の愚かさ哀しみを受け止めてくれる温かさに満ちている。 鈴木先生、ラブイズザベスト、スカートをけって歩きなさい、大丈夫だったら、もらっておきなさい、サムライが特に浸みた。数えたらキリがないけど。折に触れて読み...

佐野さんのエッセイは簡潔で率直でぶっきらぼうに感じるときもあるけれど、人間の愚かさ哀しみを受け止めてくれる温かさに満ちている。 鈴木先生、ラブイズザベスト、スカートをけって歩きなさい、大丈夫だったら、もらっておきなさい、サムライが特に浸みた。数えたらキリがないけど。折に触れて読み返したい一冊。

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2012/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

佐野さんが出会った人間エピソード。 ハートフルに人と接して客観的に書かれる話に 心を動かされるのはいつもなのだけど、 この本が一番訳も分からず人間が愛しくなった。 ぺらくて読みやすい本なのに 心が咀嚼するのに時間がかかる。

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2012/01/06

サラリとした文体でザクリザクリと本質を描写する名手、佐野さんによるエッセイ。息子さんの友達とか、その親とか、たまたま乗ったタクシーの運転手とか、ある日電車で隣に座ってきた酒臭い小父さんとか、佐野さんが人生のいろいろのときにちらっとふれあったり知りあったりした人について、描かれてい...

サラリとした文体でザクリザクリと本質を描写する名手、佐野さんによるエッセイ。息子さんの友達とか、その親とか、たまたま乗ったタクシーの運転手とか、ある日電車で隣に座ってきた酒臭い小父さんとか、佐野さんが人生のいろいろのときにちらっとふれあったり知りあったりした人について、描かれています。解説にもありましたが、ひとりひとりに底知れぬ奥行と味わいがあり、短編小説集のようでもありました。『シズコさん』や妹さん、お父さんも登場。読めば読むほどじんわりしんみり。大変面白かったです。もっと長生きしてたくさんこういう本を書いていただきたかったのに、ととても残念に思いつつ、佐野さんと一部でも同じ時代に生きてて良かった、とも思いました。

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2011/12/10

戦後を生きた女性の目を通して一人の女性の生き方が浮き彫りになってくる。思い出、息子、結婚、友達が目の前に生き生きと浮き上がる。 短くて、簡潔な文章が光っている。

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