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禁じられた敵討 の商品レビュー

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2014/06/06

さて、忙しい時の短編小説はハマると面白いが、主人公しだいでその面白みに欠けるものがある。大好きな中村彰彦先生の短編小説に「禁じられた敵討」という作品がある。これはある意味不完全燃焼。 長編でも書けそうなものも混じっているのだが、このそれほど記憶にない登場人物たちにスポットを当て...

さて、忙しい時の短編小説はハマると面白いが、主人公しだいでその面白みに欠けるものがある。大好きな中村彰彦先生の短編小説に「禁じられた敵討」という作品がある。これはある意味不完全燃焼。 長編でも書けそうなものも混じっているのだが、このそれほど記憶にない登場人物たちにスポットを当てて描いていくと山本兼一先生の作品とかぶってしまうような気がする。 本作の中でも一際気になったのが「小又一の力戦」このタイトルを見て権田村だけで終わるのか?と思うマニアは早々にいない。確かですけど小栗家の先祖が家康と戦場に出るたびに一番槍をつけることから「また一番槍は小栗かぁ~」ということから小栗家の元服前の男子は又一と名乗るように言われた伝えられている。 その小栗忠順の息子の又一によく似た家臣と、その仲間たちが殿様の敵を一矢でも報いると幕末の戦場を転々としていく話である。小栗歩兵と銘を打って称えてもいいのではないかな~僕はこんな作品大好きです!

Posted byブクログ