泣かない子供 の商品レビュー
短いエッセイ8年分。家族のことや子どもの頃のことが多い。「ママには内緒」の、脂とり紙に脂がつかず、お父さんが脂とり紙を透明にするのを羨ましがる子ども時代の筆者がとてもかわいい。
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江國さん独特の捉え方や物の見定め方が、文章を読んでいてスッと馴染む。 清々しいような快感ではなく、優しく包み込むような穏やかさがあり読むとホッとする。
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江國香織向けの夜というのがある。答えのない問題に打ち拉がれて、心が泣いている夜だ。どっぷりつかってはまって、夢にまでみるほど。 江國香織さんの文章は、たとえエッセイであれど、どこか哀しみに満ちていて、代わりに泣いてくれるから読み終えると時々スッキリする。出口の見えなかった考えが、...
江國香織向けの夜というのがある。答えのない問題に打ち拉がれて、心が泣いている夜だ。どっぷりつかってはまって、夢にまでみるほど。 江國香織さんの文章は、たとえエッセイであれど、どこか哀しみに満ちていて、代わりに泣いてくれるから読み終えると時々スッキリする。出口の見えなかった考えが、それでいいんだと思える。
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エッセイ集です。 妹さんの仲の良いことがよく分かります。 やっぱり、江國さんの結婚観が出ていて面白いです。
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喜びと哀しみ。 愉しさと辛さ。 相反する感情は、実は背中合わせで、いつ逆転するかもわからないし、だからこそ、捉え方を変えれば、どちらにもなりうる。 作者のこれまでとこれからを結ぶひとつの温かい場所のような作品。
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彼女の書く文章はやはり、水のように透き通っていて、空気のように違和感がありません。 1つのエッセイはたった2・3ページ程度で終わってしまいますが、読み進めていく度に私の心に小さな種を植え付けていきます。 1番最初の「一人になるとき」が気に入っています。
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