天使の屍 の商品レビュー
一人の中学生がなんの兆候も見せず自殺した。 その父親は、息子の死に納得がいかず、奔走するも、息子の友人達が相次いで自殺してしまう。 遺書がある生徒もいたが、親は一様に自分たちの子供が自殺する動機に納得がいかない。 中学生は大人では理解できないルールの下に、この事件を実行して...
一人の中学生がなんの兆候も見せず自殺した。 その父親は、息子の死に納得がいかず、奔走するも、息子の友人達が相次いで自殺してしまう。 遺書がある生徒もいたが、親は一様に自分たちの子供が自殺する動機に納得がいかない。 中学生は大人では理解できないルールの下に、この事件を実行していたことが明らかになっていく。 辛い評価ですが、リアリティが無い・・・ストーリーがチープに感じてしまいましたもうやだ~。 文体はとても読みやすかったので、貫井作品のレビューを見て、他の作品に再チャレンジしてみたいと思いました。
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中学生の息子が違法ドラッグを服用し飛び降り自殺をした。 理由に思い当たることのない父親青木はその真相を探るべく、息子の友人達に会いに行く。 中学生の飛び降り自殺というショッキングな出来事から始まり、それが次々に続くという展開と、読みやすい文体で、一気に読みました。 20年近く前...
中学生の息子が違法ドラッグを服用し飛び降り自殺をした。 理由に思い当たることのない父親青木はその真相を探るべく、息子の友人達に会いに行く。 中学生の飛び降り自殺というショッキングな出来事から始まり、それが次々に続くという展開と、読みやすい文体で、一気に読みました。 20年近く前の話で、携帯もない時代、この頃にも簡単に違法ドラッグが手に入ってたんだと驚かされました。 子供の自死の理由が辛いです。 でもそれが子供の論理といってしまえばそうなのかなとも思います。 彼らにはもっと自分を大切にして欲しかったと切に思いました。
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貫井氏初期作品。その他の秀逸な貫井氏作品を読んでしまってハードルが高いので、これは私にとっては駄作の部類です。貫井作品にしては本当に珍しくヒネリが全くなく、あまりにもそのまま終わってしまって逆にビックリしました。まあ読まなくてもいい作品です。
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これも何かの本の後ろにあって、面白そうだったので借りた。だいぶ昔の本だから時代は感じたけど、途中までは面白かった。どんどん謎が出てきて。しかし、結末がなぁ。中学生ならではの潔癖さというか。女子じゃなくて、男子の方が傷つくってね。永井をあっさり死なせることは嫌じゃなかったのかな。頭いい子たちなんだから、ばれないように殺せそうだけど。まぁでもそれも潔癖さなんだろう。しかしこんな理由で自殺ってなぁ。優馬はどうやってビデオテープを集めたんだろう。LSDが一度だけじゃないってことは、SEXしたのも一度だけじゃないってことか。それだけのことをしといて、潔癖さが残ってるもんかね。しかし、親にしてみれば、何もいいことはなかったよな。それでも理由を知りたいのか。
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中学生の連続自殺事件が起こり、その死を不審に思い、真相を追う父親の前に恐ろしい真実が。 ちょっと読み応えが足りなかったところがあるが面白かった。枝を隠すなら森の中、死体を隠すなら——。 しかし、あのような理由で突然子供が亡くなったら——その理由を調べずにいられるだろうか?独特の正...
中学生の連続自殺事件が起こり、その死を不審に思い、真相を追う父親の前に恐ろしい真実が。 ちょっと読み応えが足りなかったところがあるが面白かった。枝を隠すなら森の中、死体を隠すなら——。 しかし、あのような理由で突然子供が亡くなったら——その理由を調べずにいられるだろうか?独特の正義を振り回すところなど、いかにも「中学生らしい」と思う。
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以前読んだ同作家の「慟哭」よりも私は好き。 簡単にわかりそうなことなのに、世代のギャップと言うものが答えを隠している。親と子、当たり前に世代が違うので世界も違います。私自身、その間くらいな年代で、どっちの気持ちもわかるような、わからないようなふらふらしたところをさ迷っていたので、...
以前読んだ同作家の「慟哭」よりも私は好き。 簡単にわかりそうなことなのに、世代のギャップと言うものが答えを隠している。親と子、当たり前に世代が違うので世界も違います。私自身、その間くらいな年代で、どっちの気持ちもわかるような、わからないようなふらふらしたところをさ迷っていたので、続きが気になりドンドン読み進めてしまいました。
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痛いなぁ~コレは 中学生の息子が突然の自殺 その理由が知りたい父親がたどりついた真相は・・・ 大人とは全く違う次元で生きている中学生 「子供は大人の論理を裏切る」 同じ年頃の子供を持つ親からすると 相当怖い話です。
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中学生連続自殺の真相を一人の親が調べていくお話。 話の先が気になってどんどん読み進めた。 けど読み終わったら中身を覚えてない。面白かったんだけどなあ。
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突然自殺した子供の、その理由を追いかける家族の話。 散々引っ張った割には、意外にあっけない最後。 父親が騙されすぎてイライラする。 子供が大人すぎて違和感がある。
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+++ 思慮深かった中学二年の息子・優馬がマンションから飛び降り、自殺を遂げた。動機を見出せなかった父親の青木は、真相を追うべく、同級生たちに話を聞き始めるが…。“子供の論理”を身にまとい、決して本心を明かさない子供たち。そして、さらに同級生が一人、また一人とビルから身を投げた。...
+++ 思慮深かった中学二年の息子・優馬がマンションから飛び降り、自殺を遂げた。動機を見出せなかった父親の青木は、真相を追うべく、同級生たちに話を聞き始めるが…。“子供の論理”を身にまとい、決して本心を明かさない子供たち。そして、さらに同級生が一人、また一人とビルから身を投げた。「14歳」という年代特有の不可解な少年の世界と心理をあぶり出し、衝撃の真相へと読者を導く、気鋭による力作長編ミステリー。 +++ 中学二年生・14歳を扱った一冊。何かと問題になる年頃である。子どもたちには、大人の論理とはまったく別の「その年代特有の論理」があり、大人たちが自分の尺度で物事を捉えている限り、とても彼らを理解できるものではない、ということがよくわかり、うなずけもする。実際にこの物語のように踏み外す少年たちがどのくらいいるのかは見当もつかないが、仕掛けられた穴に落ちたあとの彼らの行動心理は、やはり大人からみれば信じられないと言うほかないものなのである。それでもこれが、彼らなりの論理に従った結果だとすれば、大人は愕然とするしかないのである。恐ろしい、とひとことで片づけてしまえない苦しさが胸に残る。
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