西風号の遭難 の商品レビュー
訳者の村上春樹は「絵が上手すぎて、文字はそれをつないでいるだけの添え物」みたいな後書きを書いていたけれど、オールズバーグを3冊続けて読んでみて、この人は一流のファンタジーテラーなのだなと思った。 光な表現が非現実的な浮遊感を感じるという点は激しく同意! ラストが心憎く、にやりと...
訳者の村上春樹は「絵が上手すぎて、文字はそれをつないでいるだけの添え物」みたいな後書きを書いていたけれど、オールズバーグを3冊続けて読んでみて、この人は一流のファンタジーテラーなのだなと思った。 光な表現が非現実的な浮遊感を感じるという点は激しく同意! ラストが心憎く、にやりとしてしまう。
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82冊目『西風号の遭難』(クリス・ヴァン・オールズバーグ 著、村上春樹 訳、1985年9月、河出書房新社) 神秘的な作風が持ち味の絵本作家、オールズバーグによる一冊。初出は1983年。 暖かくもどこか寂しさを感じる色彩によって描かれたイラストが、読者をミステリアスな世界へと運んで...
82冊目『西風号の遭難』(クリス・ヴァン・オールズバーグ 著、村上春樹 訳、1985年9月、河出書房新社) 神秘的な作風が持ち味の絵本作家、オールズバーグによる一冊。初出は1983年。 暖かくもどこか寂しさを感じる色彩によって描かれたイラストが、読者をミステリアスな世界へと運んでゆく。どのイラストもとても美しく幻想的で、額装して飾っておきたくなるほど魅力に溢れている。 『魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園』に登場する犬、フリッツと思しき犬影が…。 〈「それについてはな、あんた、別の話があるんだ」〉
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〝 私は小さな漁村に足をとめた。村を抜け、丘を登ると、海を見下ろせる高い崖の上に出た。崖っぷちで私は不思議な光景を目にした。そこには、小さなヨットの残骸が横たわっていたのだ 〟・・・落ち着いた色彩で神秘的な雰囲気のただよう美しい14枚のパステル画に描かれた<西風号>という名のヨッ...
〝 私は小さな漁村に足をとめた。村を抜け、丘を登ると、海を見下ろせる高い崖の上に出た。崖っぷちで私は不思議な光景を目にした。そこには、小さなヨットの残骸が横たわっていたのだ 〟・・・落ち着いた色彩で神秘的な雰囲気のただよう美しい14枚のパステル画に描かれた<西風号>という名のヨットを巧みに操る少年の冒険談は、クリス・ヴァン・オールズバ-グの代表作とされており、村上春樹サンの翻訳で一層の輝きを放つ名作絵本。
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ある漁村を訪れた旅人は、崖の上で不自然なヨットを見つけました。 そこで出会った老人が、旅人にヨットの昔話を語ります。 ヨットの持ち主が凄腕船乗りの少年であることに驚きですが、彼が経験する不思議な物語にも驚きが続きます。 そして最後にとっておきの驚きがある絵本です。
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6年生3学期に読み聞かせしました。 うまく伝わったかどうか。 「不思議で面白かった」と言ってくれた子もいました。最後に今は使わない表現があります。
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腕のいい船乗りの少年が嵐の日に遭難して 空飛ぶ船の島について そこで飛び方を教えてもらって みんなにみせびらかそうとしたら おっこっちゃったよ って話 う~ん
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キムさん所有 →冨安さんレンタル→10/06/20返却 →10/06/27 永井さんレンタル →返却済
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※出版社 / 著者からの内容紹介 ヨットがカモメのように夜空をゆっくり飛んでいく・・・。ベスト・イラストレイティッド・ブック(ニューヨークタイムズ)、絵本にっぽん賞など多く賞にえらばれた名作。
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