医者の半熟卵 の商品レビュー
哀愁ただよいつつも、…
哀愁ただよいつつも、読みながら時々、吹き出してしまうエッセイです。読んだら、『お医者様』に対する見方が変わること、間違いなし!?必読です!
文庫ＯＦＦ
医学生のことを書いた…
医学生のことを書いた本。同じような境遇の人にはぜひオススメ。医学部は他の学部と比べて勉強勉強で大変な感じだし、何か格が違うような感じもしてたが、普通の大学生と一緒だということが読んでいて伝わってくる。
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新設医科大学に、夢いっぱいで入学した医者の卵たち。女性にもてるはずが、思うようにはいかず、金持ちの医者の息子のように、外車を乗りまわすこともなく、実習と講義の日々だった。悲壮感に溢れた医学生の頃をユーモラスに描く。 金は無いが時間だけはあるのが大学時代だと聞くが、甘酸っぱい青...
新設医科大学に、夢いっぱいで入学した医者の卵たち。女性にもてるはずが、思うようにはいかず、金持ちの医者の息子のように、外車を乗りまわすこともなく、実習と講義の日々だった。悲壮感に溢れた医学生の頃をユーモラスに描く。 金は無いが時間だけはあるのが大学時代だと聞くが、甘酸っぱい青春の日々であるとも言えよう。本書もなんとなく医学の道を選んでしまった普通の医学生の日常を描いているが、自分が体験していなくても、懐かしく感じる。青春小説の醍醐味であると言えよう。
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普通に面白かった。そして読みやすい本でした。すべての医学生が裕福だと思っていたのですが、貧乏学生で畑から野菜を失敬してしまうような生活があったということでした。苦労してんだね
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筆者の医学部生時代の出来事を綴った私小説風のエッセイ（だと思う）。私大医学部生といっても外車を乗り回すわけでなし、ドラマに出てくるような派手な恋愛模様をしているわけでなし。お金はなく、新設医大のためのコンプレックスもあり、「本当に医者になれるんだろうか」という漠然とした不安を抱え...
筆者の医学部生時代の出来事を綴った私小説風のエッセイ（だと思う）。私大医学部生といっても外車を乗り回すわけでなし、ドラマに出てくるような派手な恋愛模様をしているわけでなし。お金はなく、新設医大のためのコンプレックスもあり、「本当に医者になれるんだろうか」という漠然とした不安を抱え･･･世間一般のイメージとはだいぶ違った、しかしそのときでないと体験できなかった学生生活の貴重な思い出。筆者自身も書いているが北杜夫などの「冷めたユーモア」系作品と傾向としては近い。ああいう作品が好きな人ならすんなり読めるだろう。単にユーモアがあって笑えるだけでなく勉強の場での様々な実体験についての真面目な話も混じっている。筆者の友人亀吉君を中心とした「熱帯医学研究会」の話は特に面白い。
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