定本 北条民雄全集(下) の商品レビュー
ハンセン病という「色…
ハンセン病という「色眼鏡」ではなく、純粋に作品を評価することが出来ます。甘い考えを良い意味で叩き壊される衝撃。
文庫OFF
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※このレビューにはネタバレを含みます
好きなんですよね、書簡が。日記が。 出た時に買ったので、ぼろぼろ…。 柔らかい気持ちになれる、川端康成と北条民雄の書簡。 青山二郎のこの文字の表紙も好き。 川端康成が「先ずドストエフスキイ、トルストイ、ゲエテなどを読み、文壇小説は読まぬこと。」と彼にいったそうだが、子供の頃のピアノの先生の「綺麗な曲だけこの子には聴かせるように」と親に言っていたのと重なって聞こえる。 それでも北条民雄は、最後の二年、フロオベエルとドストエフスキイの書簡だったようだが。 今、岩波文庫で、北条民雄が出てるらしい。 読んでみようかと。
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