鬼哭 の商品レビュー
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「殺意」とのリンク作品。 「殺意」は加害者・真垣徹を主人公としているが、こちらは被害者・的場直弘が絶命するまでの数分間の回想を描いている。 この先はネタバレにはなるが 真垣の殺意が芽生えた的場の電話での一言にはやや触れるも、結局、的場は自分が殺された原因がはっきりと分からず終いのまま絶命。 真垣が自分を超えていくというのが結論なのかも知れないが、「殺意」の意味が「鬼哭」を読むことによって深みを増すかと思ったが、ちょっと期待はずれ。
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これはなんだ! ある男が殺されて絶命するまでの数分間のみで成り立っている小説。 なぜだ、なぜだ、なぜ殺された?そこに囚われて読み進めるが答えは無し。 え〜っ。なんとしたことか。これは『殺意』もセットだったのか。しまった。これは読まなければ。もう気になって夜も眠れそうにない。
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読み始めて・・・!!!Σ(´∀`;)しまった・・・これは3冊前に読んだ「殺意」とセットで読むべき本であった。もう返しちゃったよ。けど内容は覚えているのでよかった。 「殺意」が、加害者・真垣徹の心の内を淡々と語っていく本であったのに対し、この「鬼哭」は被害者が刺された直後から始まる...
読み始めて・・・!!!Σ(´∀`;)しまった・・・これは3冊前に読んだ「殺意」とセットで読むべき本であった。もう返しちゃったよ。けど内容は覚えているのでよかった。 「殺意」が、加害者・真垣徹の心の内を淡々と語っていく本であったのに対し、この「鬼哭」は被害者が刺された直後から始まる。なぜ?どうして?おれはどうなった?これからどうなる?その今しがたのシーンが蘇り、救いを求め、声にならない叫び・追憶。200ページ弱(かちりと動く、時間にして時計の長針が3つ分という・・・)もう動かない身体の中の被害者の魂が語り続ける。 リアルだったー。実際はどうなのか知ることはできないけど。でも、結局どうしてなのかはわからないまま。だって「殺意」の方を読む限り、動機がないんだものね・・・。
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時のゆがんだ男のモノローグ。 すれっからしが読んだのであまり目新しさが感じられず、状況としては仕方ないのだが繰り言が重複し、その割に相手の男についてもっと掘り下げきれていないような・・ 確かに的場はイヤな奴だけど何が最終行動に踏み切らせたのか読みとれなかった。もしかして話の中に何か気づかないヒントがあったのかな? 短篇だったらもっとインパクトがあるのかも。
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死に掛けた男の走馬灯を、ひとつの小説に。文のレイアウトがちょっと普通と違う。読んでてぐらぐらしてきます。走馬灯のなかをぐるぐる廻る感じ。
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