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八州廻り桑山十兵衛 の商品レビュー

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2014/02/01
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「物書同心居眠り紋蔵シリーズ」読破後以来の佐藤雅美さんの作品、八州廻り桑山十兵衛シリーズ一巻。関八州の悪党者を取り締まる取締役出役、通称“八州廻り”の桑山十兵衛が主人公の捕物帖。男やもめで、亡妻の残した幼い娘八重の出生に関する疑惑を感じながら親類に預け、事件を追って諸国奔走の日々を送る十兵衛に、八重の真の父親を追求する機会が訪れるのだが…。緻密な時代考証をバックに、派遣される各地の情趣を織り交ぜながら描かれる捕物に緊迫感があり面白く読めた。紋蔵シリーズのように薀蓄感が少ないのも良い。

Posted byブクログ

2012/02/21

「八州廻り桑山十兵衛」の初作〜八州廻りの桑山重兵衛の同僚は十人。廻村に4・50日行って戻り,役所に顔を出し,また廻村に出廻る暮らしだ。休みは盆と正月しかないのに,娘は月足らずに生まれ,産んだ妻は死んだ。面白くもない仕事だが,旅に出ていれば気は紛れるが,誰の子かも知れない娘は不憫で...

「八州廻り桑山十兵衛」の初作〜八州廻りの桑山重兵衛の同僚は十人。廻村に4・50日行って戻り,役所に顔を出し,また廻村に出廻る暮らしだ。休みは盆と正月しかないのに,娘は月足らずに生まれ,産んだ妻は死んだ。面白くもない仕事だが,旅に出ていれば気は紛れるが,誰の子かも知れない娘は不憫でもあり,煩わしくもある。出戻りが旗本に嫁ぐにあたって,娘を養女に欲しいと申し出ている。怪しい・怪しい〜気の毒な人なのだなあ。手先は関八州の手先だと虎の威を借りたがるが,そもそもが木っ端役人だ。でも,矜持は保っていたい・・・という所が哀れ

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