玉嶺よ ふたたび の商品レビュー
「孔雀の道」と共に推…
「孔雀の道」と共に推理作家協会賞を同時受賞した作品。戦時中中国で愛する女性と不可解な別れをした男性が、その秘密を知るためふたたび中国へ渡る物語。
文庫OFF
1969年徳間書店発行のソフトカバー本。たぶん未読。著者によくあるパターンの日中戦争中を舞台としたもの。ロマンスものはたまにあるが、こおの作品は結構きれいにきまっているのではないだろうか。
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美しく力強い物語だ。 日中戦争の最中、敵味方に分かれた男女の悲恋の物語だ。 中国美術の研究家と抗日ゲリラに参加する少女。 戦乱の中で燃え上がる二人の心が、時になまめかしく、体温まで感じられるほどだ。 大陸を吹き渡る清々しい風に吹かれて、水墨画で描かれた風景の中を歩いているよう...
美しく力強い物語だ。 日中戦争の最中、敵味方に分かれた男女の悲恋の物語だ。 中国美術の研究家と抗日ゲリラに参加する少女。 戦乱の中で燃え上がる二人の心が、時になまめかしく、体温まで感じられるほどだ。 大陸を吹き渡る清々しい風に吹かれて、水墨画で描かれた風景の中を歩いているような気にさせられる小説だ。 物語の舞台を訪れてみたいと思った。
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