司馬遼太郎の遺産「街道をゆく」 の商品レビュー

朝日新聞社(編者)

街道をゆくの裏話が聞…

[文庫ＯＦＦ]

街道をゆくの裏話が聞けますよ。足で歩くことを土台に一つ一つ書いたのですね。

2016/01/03

元々は週刊朝日別冊として1996年３月に発行されている。
つまり、司馬遼太郎が亡くなったのが、1996年２月12日だから、恐らく慌ただしく、死後急遽発行されたのだろう。
司馬への追悼文。今回は文庫本で再読。
「司馬遼太郎のことをかくのが、とてもつらいのである」と始まる冒頭の陳舜臣の追悼文が悲しい。
あとは、ドナルド・キーン、桂米朝等々の追悼文が続くが、少し辟易する。
この前に読んだ「没後20年　司馬遼太郎の言葉」の方が時間が経過していることもあり、練られた構成になっていて面白かった。

2013/07/15

司馬急逝で関係者の追悼文集。生前交わりのあった人達がよってたかって司馬の旅を語る。充分予想できたことだが、司馬本人の文章より遥かに面白くない。強いて言うなら近しい人の書いたものはまずまず。担当編集者や夫人の裏話的なものに救われた。

2012/02/23

みどり夫人「司馬遼太郎はいつもいつも、この国の行く末を案じておりました」
第三者の視点から司馬さんを感じることができる一冊です。