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三遊亭円朝の遺言 の商品レビュー

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2010/03/03

著者は三遊亭円朝宗家で名跡の管理者である。時事通信配信のコラムとして書かれたので地方紙にしか掲載されていないはずだ。コラムが書かれたのはおおよそ二十から三十年前。落語協会が分裂したが、立川談志はまだ協会に残っているという辺りから連載が始まっている。そののち、先代文楽が、小さんが、...

著者は三遊亭円朝宗家で名跡の管理者である。時事通信配信のコラムとして書かれたので地方紙にしか掲載されていないはずだ。コラムが書かれたのはおおよそ二十から三十年前。落語協会が分裂したが、立川談志はまだ協会に残っているという辺りから連載が始まっている。そののち、先代文楽が、小さんが、志ん朝が亡くなって行く。今の協会幹部や中堅の噺家が二つ目、前座の頃の評価が楽しい。しかし、この時点で今の落語界の状況を予測しているのは見事である。落語ファン必読の一冊だと思う。

Posted byブクログ