書く前に読もう超明解文学史 の商品レビュー
「小説を書くために」というわけでもないのだが、大雑把でもいいので文学史を振り返りたいという思いで読んだ。大雑把ではあるが、しっかりポイントを押さえており、まさに“超明解”であった。 また、ブックガイドの要素があり、読んでみたい(あるいは、これ読んだことなかったなぁ)と思う本が複数...
「小説を書くために」というわけでもないのだが、大雑把でもいいので文学史を振り返りたいという思いで読んだ。大雑把ではあるが、しっかりポイントを押さえており、まさに“超明解”であった。 また、ブックガイドの要素があり、読んでみたい(あるいは、これ読んだことなかったなぁ)と思う本が複数冊見つかった。「最近、読みたい本が見つからない」という人は本書を一読してみては、と思う。読書の参考になる。
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W大学文芸科創作教室3部作の3作目、最後の6回の授業内容です。日本の小説の歴史を超明解に語ります。しかし、冒頭に、小説が売れないと現状を嘆きます。小説を書こうとしている若者も、小説を読まないのです。 https://www.honzuki.jp/book/204759/revie...
W大学文芸科創作教室3部作の3作目、最後の6回の授業内容です。日本の小説の歴史を超明解に語ります。しかし、冒頭に、小説が売れないと現状を嘆きます。小説を書こうとしている若者も、小説を読まないのです。 https://www.honzuki.jp/book/204759/review/278043/
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面白くて一気に読む。 近・現代文学史が駆け足で語られる。 文豪や先輩作家へのリスペクトある筆致が、同世代作家や後輩になると歯に衣着せず、舌鋒鋭くなる。 中上健次を扱った辺りにデジャヴを憶える。同じ筆者の『実存と構造』に重なる部分が多いようだ。 本書にあおられ、積ん読して...
面白くて一気に読む。 近・現代文学史が駆け足で語られる。 文豪や先輩作家へのリスペクトある筆致が、同世代作家や後輩になると歯に衣着せず、舌鋒鋭くなる。 中上健次を扱った辺りにデジャヴを憶える。同じ筆者の『実存と構造』に重なる部分が多いようだ。 本書にあおられ、積ん読していた笙野頼子の本を引っ張り出してしまった。 女流作家の活況は、少女マンガ革命とパラレルなのだろう。そこへの言及も欲しい気がした。
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