失われた文字を読む(7) の商品レビュー
ルーン文字は、森の民ゲルマン民族がナイフで刻みやすく考案した文字体系らしい。地域によって派生系がある。紀元後から何世紀にも渡って使われたが、やがてラテン文字に駆逐されてしまった。ヒトラーもゲルマン文化として称揚したらしく、ファンタジー的、オカルト的文脈で扱っている書物も多いが、こ...
ルーン文字は、森の民ゲルマン民族がナイフで刻みやすく考案した文字体系らしい。地域によって派生系がある。紀元後から何世紀にも渡って使われたが、やがてラテン文字に駆逐されてしまった。ヒトラーもゲルマン文化として称揚したらしく、ファンタジー的、オカルト的文脈で扱っている書物も多いが、この本ではそういう二次的な展開には立ち入らず、文化遺産としてのルーン文字の状況を解説している。 内容については、碑文などの紹介の仕方が平板で、次々にこういうものがある、という記述が並んでいる感じで、あまり体系だった解説としての面白さを感じられなかった。背景がわからないとピンと来ない。大英博物館のシリーズなので、読者に仮定しているバックグラウンドが違うのかも知れない。遺物についてはブリテン島で見られるものが中心。
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今私が興味のある対象の一つ「ルーン文字」について書かれている本です。 これを読めば「ルーン文字が理解できるようになる」というわけではないそうです。まぁ、当然ですね(笑) いつか絶対買いたい一品。
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