十五歳の遺書 の商品レビュー
中学生のとき学校の図書館で読んで衝撃を受けました。 アメリカの女の子の実際の日記で、ドラッグにハマって、溺れて、立ち直ろうとして、死ぬまでの手記。 ねえ日記ちゃん、と呼びかける書き方や15歳という記号はアンネの日記のアンネを思いださせるけれど、こっちの方が現代に近い(七十年代)の...
中学生のとき学校の図書館で読んで衝撃を受けました。 アメリカの女の子の実際の日記で、ドラッグにハマって、溺れて、立ち直ろうとして、死ぬまでの手記。 ねえ日記ちゃん、と呼びかける書き方や15歳という記号はアンネの日記のアンネを思いださせるけれど、こっちの方が現代に近い(七十年代)のと、転落していく様がそのまま描かれているので、読者に与える恐怖感が桁違いです。 この少女に比べたらアンネは遙かに大人で確立した魅力を持ってる。比べ物にならないくらいちゃんとしてる。 でも中学生の自分にとって、この子の頼りなさはアンネ以上にリアルで身近に感じられました。 私は絶対ドラッグには手を出さない、と生唾呑んで決心した。 彼女だってパーティに出されたコーラにそれが入っていたというだけで、自分から手を出したわけではなかったのだけど。 手元に置きたいわけではないけれど、忘れられない本です。
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当時中学生の私には衝撃。 本人の日記とゆうからまたおどろいたけど真相は不明。 でも、それまで読書が大っ嫌いだったわたしに読書の面白さを教えてくれた1冊。
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たった今読み終わった。ものすごい衝撃。この本が出版されたのは1972年。今から30年以上前の事だ。アメリカで青少年の麻薬の問題は今も変わりがないのだろうか?パーティーでLSDを飲まされ麻薬のとりこになり暗黒の世界に入っていったアリス。彼女の唯一の話し相手は日記だった。日記に記され...
たった今読み終わった。ものすごい衝撃。この本が出版されたのは1972年。今から30年以上前の事だ。アメリカで青少年の麻薬の問題は今も変わりがないのだろうか?パーティーでLSDを飲まされ麻薬のとりこになり暗黒の世界に入っていったアリス。彼女の唯一の話し相手は日記だった。日記に記される彼女の地獄のような日々。セックス・幻覚・家出・麻薬の売買・・・。 精神病院の入院と家族や恋人の温かい支援で立ち直りかけた彼女。彼女の生きた証でもある日記と彼女自ら卒業して3週間後の死。 この日記が今でも多くの人に読まれ続ける事を願う。
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