罵詈雑言辞典 の商品レビュー
筒井康隆の『笑犬楼よりの眺望』に、ひとりの人間をどこまで思い切りののしり倒せるかの限界に挑む的な回がある。これがたいへんな勢いで、よくもこんなに貶めるコトバがこの世にあるものだと呆れつつ、面前で人につかったら刃傷沙汰だろうなという破壊力だった。いずれじぶんも一個の木材として独り立...
筒井康隆の『笑犬楼よりの眺望』に、ひとりの人間をどこまで思い切りののしり倒せるかの限界に挑む的な回がある。これがたいへんな勢いで、よくもこんなに貶めるコトバがこの世にあるものだと呆れつつ、面前で人につかったら刃傷沙汰だろうなという破壊力だった。いずれじぶんも一個の木材として独り立ちするからには身に着けておきたい教養だ。 ちなみに個人的に好きな罵倒語は「とうへんぼく」と「ひょうろくだま」である。
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