学校ともだち の商品レビュー
『耳猫宿舎』のような…
『耳猫宿舎』のような印象を受けます。しかし、『耳猫宿舎』や、今までの本には無い、太陽アレルギイ問題を持っている少年と持っていない少年のやり取りが書かれています。物語は、日誌を読むことで進みます。個性豊かな書き方は、その書き方で、書き手がどのような人物かを想像できるほどです。心が落...
『耳猫宿舎』のような印象を受けます。しかし、『耳猫宿舎』や、今までの本には無い、太陽アレルギイ問題を持っている少年と持っていない少年のやり取りが書かれています。物語は、日誌を読むことで進みます。個性豊かな書き方は、その書き方で、書き手がどのような人物かを想像できるほどです。心が落ち着くといった感覚は児童文学を読んでいるようです。(実際はもっと深刻な問題を孕んでいるのですが。)
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学級日誌形式で、話が…
学級日誌形式で、話が進められる。ウルトラヴァイオレットやライム・レイン等、これから先々このお話のような世界になってしまうかもしれないな、と思い物悲しくなりながら読み進めてしまいました。学級誌形式という枠の中でさまざまな問題が描かれ、読み応えはあるかと思います。
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1人1人の個性が時に…
1人1人の個性が時にぶつかり合う様子が日誌のなかに書き出されていて、学校生活の楽しさや難しさを思い出せます。
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オヅ先生が担任の第六…
オヅ先生が担任の第六学級B組の学級日誌。それぞれの個性があらわれた日誌を通しての日常と成長の物語です。穏やかな雰囲気が素敵です。
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第六学級B組でのあた…
第六学級B組でのあたらしい学年を記念して、オヅ先生の提案で始められた学級日誌。終わりゆく世界のなかで夢み、成長する少年たち。
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日誌形式なのが面白か…
日誌形式なのが面白かった。日誌というより教師との交流も面白い。後半不穏な影がちらほらするのもよかった。みんな幸せになったらいいと思わせる話だった。
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読みやすい作品。明る…
読みやすい作品。明るいタッチで物語は進みますが、実は哀しい運命が潜んでいるのでした。健康的な作品。
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書簡体小説、ならぬ”学級日誌体小説” 長野先生って、わりとこういう…斬新なことやってるよな でもそれもやっぱり少年たちが書いてるって設定なのが長野まゆみだよな~~
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面白かったです。 少年たちの日々と世界が、学級日誌を通して描かれています。 学校ともだちとの生活のなかで悩みながらも成長していく少年たちが眩しい。 そして言葉の端々から浮かび上がってくる、破壊されつつある世界。紫外線の影響で夏期は外出規制があり、普段の外出もままならない。5年後に...
面白かったです。 少年たちの日々と世界が、学級日誌を通して描かれています。 学校ともだちとの生活のなかで悩みながらも成長していく少年たちが眩しい。 そして言葉の端々から浮かび上がってくる、破壊されつつある世界。紫外線の影響で夏期は外出規制があり、普段の外出もままならない。5年後には『選抜』という制度もある…。食料などにも問題があるようです。仄かなディストピア感、好きです。 担任のオヅ先生が素晴らしいです。厳しくも優しい、理想的な先生だなぁ。 「きょう解決できないことがあっても、あしたはうまくゆくかもしれません。そう考えるようにいたしましょう」
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小学生くらいの男の子たちの学級日誌。子供たちが良くも悪くもとても素直で、真っ直ぐ育っていて、また、指導する先生も的確なコメントなので、パーフェクトに眩しい。しかし読み進めていると、どうもこの世界の環境は強紫外線や酸性雨などに晒され、何かと問題と制限の多い厳しい世界だと分るが、そん...
小学生くらいの男の子たちの学級日誌。子供たちが良くも悪くもとても素直で、真っ直ぐ育っていて、また、指導する先生も的確なコメントなので、パーフェクトに眩しい。しかし読み進めていると、どうもこの世界の環境は強紫外線や酸性雨などに晒され、何かと問題と制限の多い厳しい世界だと分るが、そんな危うい中でも子供たちは成長して行くのだと印象深いものになっている。
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